これまで数多くの日本人選手が海外挑戦を決断し、何名かは世界に向け強烈なインパクトを与えてきた。現日本代表MF南野拓実はその中の一人。2019/20シーズンに生み出したスーパーゴールは、まさに世界を驚かせた。

 2019年10月、チャンピオンズリーグ(CL)・グループリーグ第2節。当時ザルツブルクに所属していた南野は、リバプールと対戦するためアンフィールドに乗り込んだ。

 チームは前半で3つのゴールを失うなど絶望的な状況に追い込まれていたが、後半に怒涛の追い上げ。その火付け役となったのが南野だ。56分、左サイドのファン・ヒチャンからクロスが上がると、南野は右足でダイレクトボレー。GKアドリアンは触れることができず、ボールはゴールへと吸い込まれた。

 その後ザルツブルクは一時同点に追いつくも、69分にモハメド・サラーに4点目を許し3-4で敗北。それでも、チームが見せた雄姿と南野のスーパーゴールはアンフィールドに足を運んだサポーター、そしてこの試合を観ていた全ての人の記憶に深く残った。

 南野はその後、リバプールへの移籍を掴み取ることになった。地元メディアは、フィルジル・ファン・ダイクやジョーダン・ヘンダーソンがユルゲン・クロップ監督に日本人MF獲得を説得したと報じている。それほど、南野の存在は強烈だったのだ。

 10月にはFIFAワールドカップカタール2022・アジア最終予選の2連戦が控えている。9月シリーズは負傷のため出番なしだった南野は、2年前のようなインパクトのあるゴールを生み出し、日本代表を救うことができるだろうか。