GK</h2>

 日本代表は現地時間7日、FIFAワールドカップカタール2022・アジア最終予選でサウジアラビア代表と対戦する。現在、勝ち点6でグループB 2位に付けているサウジアラビアのホームに乗り込む日本代表は、累積警告で伊東純也が欠場となるも、怪我で中国戦を欠場した南野拓実が復帰。厳しい戦いが予想される一戦に森保一監督はどのようなメンバーで臨むのか。サウジアラビア戦の予想スタメンとフォーメーションを紹介する(※情報は10月6日時点)。

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権田修一(清水エスパルス)
生年月日:1989年3月3日
日本代表通算成績:24試合11失点

 日本代表に長く名を連ねている川島永嗣、東京五輪でその実力を証明してみせた谷晃生と実力者が揃う中で、現在正GKに君臨するのが権田修一だ。この正守護神は、2013年のFIFAワールドカップブラジルに向けたアジア最終予選以来、8年ぶりのアジア最終予選に挑んでいる。

 先月行われたオマーン戦と中国戦に先発出場した権田は、オマーン戦で終了間際に失点したものの、中国戦は安定したパフォーマンスで相手をシャットアウト。危ない場面も全くなく、アジア最終予選初勝利に貢献した。7日に行われるアウェイでのサウジアラビア戦は、先月の2試合以上に厳しい試合展開が予想されるが、この男が日本代表のゴールを死守する。

DF</h2>

酒井宏樹(浦和レッズ)
生年月日:1990年4月12日
日本代表通算成績:66試合1得点

 東京五輪後に浦和レッズに合流し、ほとんどオフがない状態で臨んだ9月のオマーン戦では疲労の色を隠せなかった。オーバーワークが考慮され、中国戦を前にチームを離脱した。休養後、所属クラブに合流すると驚異の鉄人ぶりで全試合スタメン出場。先月25日に行われたFC東京戦では、移籍後初ゴールを決めている。

 攻撃面では果敢なオーバーラップからの高速クロスでチャンスメイク。守備面でもリーグ1やUEFAチャンピオンズリーグ(CL)でスター選手を抑えてきた対人の強さで、右サイドを封鎖する。攻守両面で奮闘し右サイドを支配する酒井の実力と経験は、日本代表に必要不可欠。タフな試合が予想されるサウジアラビア戦でも攻守に貢献する活躍を期待したい。

吉田麻也(サンプドリア/イタリア)
生年月日:1988年8月24日
日本代表通算成績:109試合11得点

 日本代表のキャプテンであり守備の要の吉田麻也は、先月行われたオマーン戦と中国戦にフル出場。セリエAでも開幕から全試合フル出場している吉田は、インテルとユベントスから得点を挙げる活躍で攻守に貢献している。

 対人と空中戦の両面で強さを見せる吉田は、前線へのロングフィードも高精度。試合終盤やセットプレー時にはターゲットマンとなり、得点を決める。オマーン代表戦では試合終盤に失点こそしたものの、中国戦では安定した守備で相手の攻撃を完封。サウジアラビア戦でもその安定感で、アウェーでの貴重な勝利を持ち帰ってほしい。

冨安 健洋(アーセナル/イングランド)
生年月日:1998年11月5日
日本代表通算成績:24試合1得点

 2019年に移籍したボローニャでイタリア中にその名を轟かせた冨安健洋には今夏、多くのオファーが殺到した。その中からイングランドの名門、アーセナル移籍を決断。加入後すぐにスタメン出場を果たすと、開幕から3連敗していたチームの守備を安定させ、その後の3連勝に貢献した。

 CBとSBでプレーできる冨安は、粘り強い守備が持ち味で、両足ともに正確なロングフィードを蹴ることができる。さらに、果敢なオーバーラップからのチャンスメイクやピッチ中央でビルドアップに加われる現代型のDFだ。敗北したオマーン代表戦は移籍の関係により欠場したが、中国代表戦では安定した守備で無失点に貢献。サウジアラビア戦でも粘り強い守備で相手FWの前に立ちはだかる。

長友佑都(FC東京)
生年月日:1986年9月12日
日本代表通算成績:127試合4得点

 昨季、酒井宏樹も所属したマルセイユでリーグ戦25試合に出場した長友佑都は、シーズン終了後に退団。退団後は無所属となっていたが、先月、11年ぶりのJリーグ復帰を決断し、古巣であるFC東京へ加わった。復帰後はリーグ戦4試合連続でフル出場。35歳になってなお、最前線で戦い続けている。

 インテルやマルセイユなど名だたる欧州クラブに在籍し、長きに渡り日本代表でも活躍する長友の経験値は、若手選手たちに多くのものをもたらす。ベテランとなり、全盛期程の勢いは無くなったが左SBは今も不動のまま。オマーン戦では失点に絡む形となったが、サウジアラビア戦では持ち前の無尽蔵の体力で終始相手を抑え込む活躍を見せてほしい。

MF</h2>

遠藤航(シュトゥットガルト/ドイツ)
生年月日:1993年2月9日
日本代表通算成績:30試合2得点

 昨季、ブンデスリーガ初挑戦ながらデュエル勝利数1位となった遠藤航はドイツ中に “デュエルモンスター”としてその名を轟かせた。そして今季、シュトゥットガルトでキャプテンを任された遠藤は、開幕戦から全試合にフル出場。ペッレグリーノ・マタラッツォ監督からの信頼も厚いこのMFは、日本代表でも欠かせない存在となっている。

 遠藤の特徴は何と言っても対人の強さだ。選手が密集する中盤で相手に囲まれようとこの男が負けることはほとんどない。相手のチャンスの芽を摘み、瞬時に攻撃に転じられるこの男は攻守で日本代表に貢献。中盤の要となっている。タフな試合となるサウジアラビア戦では、このMFの活躍が鍵となるだろう。

柴崎岳(レガネス/スペイン)
生年月日:1992年5月28日
日本代表通算成績:51試合3得点

 レガネスに移籍後スタメンに定着している柴崎岳は、昨季リーグ戦34試合に出場し2得点3アシストを記録。今季も開幕戦から出場した6試合すべてでスタメン出場している。3日に行われたCDルーゴ戦では見事な無回転シュートで今季初ゴール。過酷な戦いが続くアジア最終予選の最中、調子を上げる柴崎の存在は日本代表にとって好材料だ。

 鋭い戦術眼と広い視野を活かし、長短を織り交ぜた正確無比なパスで試合をコントロールする柴崎は、先月行われたオマーン戦と中国戦にフル出場。約1年ぶりの復帰だからか、オマーン戦では低調なパフォーマンスが目立ったが、中国戦では安定したプレーで勝利に貢献した。今回はデュッセルドルフで活躍する田中碧も招集されているが、スタメンはこの男が務めるだろう。

鎌田大地(フランクフルト/ドイツ)
生年月日:1996年8月5日
日本代表通算成績:15試合4得点

 昨季フランクフルトでリーグ戦32試合に出場し、リーグ3位となる12アシストを記録。惜しくもUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権は逃したが、5位でUEFAヨーロッパリーグ(EL)出場権を獲得した。しかし、今季は開幕から6試合に出場するも未だ結果を出せず、3日に行われたバイエルン・ミュンヘン戦ではベンチに入ったが出場なしに終わった。

 アジア2次予選以降、中盤からのスルーパスやペナルティーエリア深くに切り込んでのクロスなど、攻撃を牽引する活躍で日本代表に定着。しかし、オマーン代表戦と中国代表戦では何も出来ず、その実力は影を潜めた。今季は調子が上がらず苦しいシーズンとなっているが、サウジアラビア戦ではその鬱憤を晴らす活躍を期待したい。

WG&FW</h2>

浅野拓磨(ボーフム/ドイツ)
生年月日:1994年11月10日
日本代表通算成績:28試合6得点

 昨季、セルビアのパルチザンで目覚ましい活躍を見せた浅野拓磨は、リーグ戦33試合に出場し18ゴールを記録。欧州主要1部リーグでの日本人最多得点記録を樹立した。そして今夏、ブンデスリーガに復帰したボーフムに移籍。サウジアラビア戦を欠場する伊東純也、堂安律に代わるのは、この男になるだろう。

 圧倒的なスピードを活かした裏への抜け出しを得意とする浅野は、日本代表の大きな武器だ。以前はどこかあたふたしたプレーが見えたが、パレスチザン移籍後は別人に変貌。冷静に周り状況を把握し、ゴール前での落ち着きや味方を活かすプレーも見せている。先月行われたオマーン戦と中国戦は未招集だったが、7日に行われるサウジアラビア戦では攻撃の起点となり、得点に絡む活躍を期待したい。

南野拓実(リバプール/イングランド)
生年月日:1995年1月16日
日本代表通算成績:31試合16得点

 リバプールに所属する南野拓実は、今季開幕前のプレシーズンで3試合連続ゴールを決めて猛アピール。ガラバオカップ(リーグカップ)3回戦でもノリッジ相手に圧巻の2ゴールを決めたが、リーグ戦は未だ出場できていない。試合勘に不安はあるが、代表戦で得点を量産する南野の復帰は日本代表にとって好材料だ。

 卓越したテクニックでゴール前の密集した局面でも巧みに相手をかわせる南野は、 FIFAワールドカップカタール2022・アジア予選で7試合連続ゴールを記録。本田圭佑に並びトップタイとなった。先月から始まったアジア最終予選でもゴールを期待されたが、オマーン戦はベンチに入ったものの出場機会はなし。怪我により中国戦を前にチームを離脱している。復帰戦となるサウジアラビア戦では、日本代表を勝利に導くゴール決められるだろうか。

大迫勇也(ヴィッセル神戸)
生年月日:1990年5月18日
日本代表通算成績:51試合24得点

 8年間ブンデスリーガで世界各国の強靭なDF相手にプレーしてきた大迫勇也は今夏、ヴィッセル神戸に移籍。7年ぶりのJリーグ復帰を果たし、2日に行われたヴィッセル神戸戦で復帰後初ゴールを決めた。大柄な相手にも屈せず安定したポストプレーと巧みなシュートで攻撃を牽引する大迫は、日本代表のエースとして君臨する。

 ポストプレーやシュートだけでなく、チャンスメイクもできる大迫はJリーグ復帰後6試合で3アシストを記録。日本代表の最前線で体を張るこのFWは、その高い柔軟性を活かし、日本代表に幅広い攻撃パターンをもたらしている。敗戦したオマーン代表戦は不甲斐ない結果に終わったが、中国代表戦では前半に先制ゴール。自らの得点で日本代表を勝利に導いた。タフな試合展開が予想されるサウジアラビア戦でも、最前線で起点となるこの男の活躍は必要不可欠だ。

予想フォーメーション</h2>

▽GK
権田修一

▽DF
酒井宏樹
吉田麻也
冨安 健洋
長友佑都

▽MF
遠藤航
柴崎岳
堂安律
南野拓実
鎌田大地

▽FW
大迫勇也