15位:日本が誇る天才</h2>

 100億円を超える移籍金(契約解除金)も珍しくなくなった今日のサッカー界で移籍金の高い歴代日本人は誰なのか。今回フットボールチャンネル編集部は、データサイト『transfermarkt』が算出した市場価値ランキングの最新版を紹介する。※移籍金は11月2日時点、価格が並んだ場合の順位はサイトに準拠

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MF:小野伸二(元日本代表/北海道コンサドーレ札幌)
生年月日:1979年9月27日(42歳)
クラブ:浦和レッズ→フェイエノールト
移籍日:2001年7月1日(当時21歳)
移籍金:550万ユーロ(約6.6億円)

 日本が誇る天才、小野伸二は世代別代表で活躍すると高校卒業後に浦和レッズに加入。同年に行われたAFCユース選手権(現U-20アジアカップ)決勝進出に貢献。準優勝ながら大会MVPを獲得した。この活躍により1998 FIFAワールドカップに出場する日本代表に選出され、グループリーグ第3節のジャマイカ戦では、中田英人との交代で日本代表最年少出場を果たした。

 翌年のFIFAワールドユース選手権(現FIFA U-20ワールドカップ)では、黄金世代のキャプテンとして準優勝に貢献。さらに、2001年に行われたFIFAコンフェデレーションズカップでも準優勝に貢献と、世界相手に目覚ましい活躍を見せた小野は、同年7月に550万ユーロ(約6.6億円)でオランダのフェイエノールトに移籍を果たした。

 オランダでのこの男の活躍は有名だろう。加入後すぐにスタメンの座を掴むと、華麗なテクニックで欧州を無双。UEFAカップ(現UEFAヨーロッパリーグ)では、ドルトムントとの決勝戦で1アシストの活躍を見せ、優勝に貢献した。その後は、怪我に悩まされながらもチームを牽引。小野の約6年に渡るフェイエノールトでの活躍は、クラブの歴史に名を残し、世界に認められた。

14位:欧州初挑戦で覚醒</h2>

MF:本田圭佑(元日本代表/FKスードゥヴァ)
生年月日:1986年6月13日(35歳)
クラブ:VVVフェンロ→CSKAモスクワ
移籍日:2010年1月1日(当時23歳)
移籍金:600万ユーロ(約7.2億円)

 中学時にガンバ大阪のジュニアユースに加入した本田圭佑だが、ユース昇格は叶わず高校へ進学。卒業後は、高校在学時に特別指定選手に登録されていた名古屋グランパスに加入した。高卒ルーキーながら、開幕戦からスタメンに抜擢されるとそのまま定位置を確保。1年目からチームの中心となったこの男は、2008年にVVVフェンロへ移籍した。

 オランダでもすぐにスタメンに定着したが、加入年にチームは2部に降格。欧州では1年目から苦い結果となったが、本田はチームに残留を決断した。すると翌年は2部リーグを無双。リーグ戦36試合16得点14アシストの活躍で優勝に導き、自身も年間最優秀選手に選出された。

 1部に復帰後も開幕から4試合連続ゴールと絶好調の本田は、冬の移籍期間にロシアのCSKAモスクワに移籍。オランダで評価を高めたこのMFの移籍金は、600万ユーロ(約7.2億円)となった。CSKAモスクワでさらなる成長を遂げたこの男は、同年に行われた2010 FIFAワールドカップベスト16進出に貢献。2013年にはACミラン加入と、一気にステップアップしていった。

13位:EL王者の一員になったが…</h2>

MF:清武弘嗣(元日本代表/セレッソ大阪)
生年月日:1989年11月12日(31歳)
クラブ:ハノーファー→セビージャ
移籍日:2016年7月1日(当時26歳)
移籍金:650万ユーロ(約7.8億円)

 セレッソ大阪で8番を継承した清武弘嗣は、2012年にドイツのニュルンベルクに加入。欧州5大リーグに移籍を果たした。開幕戦からフル出場を果たすと次節から3試合連続アシストを記録。華麗なテクニックと圧倒的な攻撃センスを武器に、1年目からリーグ2位となる11アシストの活躍を見せた。

 翌年もリーグ戦8アシストと低迷するクラブで躍動したが、チームとして結果が出ず2部に降格。清武はこの降格を機に430万ユーロ(約5.2億円)でハノーファーに移籍した。ここでもチームの攻撃を牽引したこのMFは、孤軍奮闘。しかし、2シーズン目にまたしても所属クラブが降格となってしまった。だが、ドイツで評価を高めたこの男は、ラ・リーガの強豪、セビージャからオファーを受けた。

 ハノーファーが清武の金額を釣り上げていたが、2016年7月に650万ユーロ(約7.8億円)でセビージャ移籍が決定。ヨーロッパリーグ(EL)王者の一員となった。シーズン開幕前のUEFAスーパーカップでフル出場した清武は、その後の活躍を期待されたがリーグ戦出場は4試合のみ。開幕戦で1得点1アシストの活躍を見せたが、定位置確保とはならなかった。

12位:一気にブレイクした日本代表DF</h2>

DF:冨安健洋(日本代表/アーセナル)
生年月日:1998年11月5日(22歳)
クラブ:シント=トロイデンVV→ボローニャ
移籍日:2019年7月9日(当時20歳)
移籍金:700万ユーロ(約8.4億円)

 アビスパ福岡の下部組織出身の冨安健洋は、2016シーズン2ndステージの第3節、FC東京戦でJ1デビューするとそのまま定位置を確保。また、同年10月に行われたAFC U-19選手権では、大会通して無失点に抑える活躍で、日本代表の初優勝に貢献している。その後もクラブと代表で着実に成長した冨安は、2018年1月にベルギーのシント=トロイデンVVに移籍した。

 欧州リーグに移籍を果たした冨安は、ここから急成長を遂げる。18/19シーズン開幕戦からフル出場を果たすと、リーグ戦27試合に出場。DFリーダーとして守備陣を統率する活躍を見せた。すると2019年7月に700万ユーロ(約8.4億円)でボローニャに加入。海外リーグに挑戦して1年で欧州5大リーグに移籍を果たした。

 どの主要リーグよりも守備戦術に秀でるセリエAでは右サイドバックにコンバートされたが、対人守備に優れ、攻撃センスも持ち合わせる冨安は見事にブレイク。イタリア紙、ガゼッタ・デル・スポルトの「開幕戦で輝いた新星5人」に選出され、一気にイタリア中に名前が知れ渡った。安定したパフォーマンスで活躍を続けたこのDFは、その後さらに評価が上昇。ビッグクラブから注目される選手に変貌を遂げた。

11位:強豪クラブに加入したが…</h2>

MF:堂安律(日本代表/PSV)
生年月日:1998年6月16日(23歳)
クラブ:フローニンゲン→PSV
移籍日:2019年8月30日(当時21歳)
移籍金:750万ユーロ(約9億円)

 ガンバ大阪が生んだ逸材、堂安律は2015年にJリーグデビュー。同年に行われたAFC U-19選手権では、5大会ぶりのFIFA U-20ワールドカップ出場権獲得に貢献し、自身は大会MVPを獲得。アジア年間最優秀選手にも選出されると、翌年7月にオランダンのフローニンゲンに移籍し、欧州進出を果たした。

 加入1年目からリーグ戦29試合に出場し、9得点4アシストと鮮烈な活躍を見せた堂安は、クラブのレジェンドであるアリエン・ロッベンと比較され、「日本のロッベン」と称された。オランダで一気に評価を高め、チームの攻撃を牽引したこのMFは、2019年に750万ユーロ(約9億円)でオランダの強豪、PSVに移籍。欧州2年目でステップアップを果たした。

 PSVではシーズン序盤こそ出場機会を得たが、金額に見合う活躍が出来ず、徐々に出場時間は減少。翌年にはドイツのビューレフェルトにレンタル移籍に出されたが、今夏にPSVに復帰すると今季リーグ戦初出場となった第4節のAZでスーパーゴール。次節から出場機会を増やしていった。しかし、調子が上向いた矢先に負傷。未だ欠場が続いているが、復帰後は再び出場機会を得られるだろうか。