日本代表は11月11日にベトナム代表と、同16日にオマーン代表と対戦する。いずれもカタールワールドカップ出場権獲得に向けた、アジア最終予選の重要なアウェイゲームだ。

 10月までに行われた4試合で2勝2敗と、日本代表は崖っぷちに立たされている。ベトナム戦とオマーン戦で勝ち点を取りこぼすようなことがあれば、7大会連続のワールドカップ出場を逃す事態にもなりかねない。

 日本代表に合流したFW大迫勇也は「しっかりとチームとしてやるべきことを整理して試合に臨みたいですし、僕らはこの11月の2試合は絶対に勝ち点6を取らないといけない。まず結果を出すために何をすべきかチームで話し合って、しっかりピッチの上で示したいなと考えています」と決意を述べた。

 9月はオマーン代表に、10月はサウジアラビア代表に敗れた。いずれも2連戦の1試合目を落としてしまっている。その事実を重く受け止める大迫は「コンディション、(試合への)入り方を含め、考え直さないといけないところがあるのかなと思っています。そこは1人ひとり危機感を持っていると思いますし、まずは初戦に一番フォーカスを当てて勝ち点3を取りにいきたいと思っています」とベトナム戦の重要性を強く意識している。

 2-1で勝利した10月のオーストラリア代表戦で負傷し、つい先日ヴィッセル神戸で戦列復帰を果たしたばかりだが、日本代表合流前最後の試合ではしっかりゴールを決めて状態の良さをアピールした。「足は全く問題ないので、しっかりとまずは日本代表が試合に勝つことを考えてプレーしたい」と大迫は言う。

「日本がしっかり勝てればいいので、本当にそれしか考えていないです」

 森保ジャパンを引っ張ってきたエースストライカーは、8日の取材の中で「日本代表が勝てればいい」と何度も繰り返していた。そのうえで「今までやってきたことも出していきたいし、ゴールでチームを勝たせられるようにしたい」「前で違いを作り出せるように、そこを第一に考えたい」と、個人としてのパフォーマンスにも言及する。

 11月シリーズ2連勝への強い覚悟を胸にベトナム入りした大迫は、静かに淡々と準備を続ける。研ぎ澄ませた感覚でゴールを奪い、日本代表を勝利へ導く活躍に期待したいところだ。

(取材・文:舩木渉)