サッカー日本代表はこれまで数多くの国と対戦し、計り知れないほどのゴールを奪ってきた。その中でも特にインパクトが大きかったのは今から15年前、鹿島アントラーズのレジェンドによって生み出されたものだろう。まさに、人々の記憶から離れないようなスーパーゴールだった。

 2006年2月18日、エコパスタジアム。ドイツワールドカップを控えていたジーコジャパンは、キリンチャレンジカップ2006でフィンランド代表と対戦している。

 小野伸二や久保竜彦らが先発入りしていた日本代表は、立ち上がりからフィンランド代表相手にチャンスを作るも仕留め切れず、前半をスコアレスで折り返す。それでも後半開始早々、スローインから右サイド深くに侵入した小笠原満男の折り返しを久保が押し込み、リードを奪うことに成功している。

 その9分後、日本代表はスーパーゴールで追加点を奪うことになる。決めたのは、先制点をお膳立てした小笠原だった。

 背番号8を身に着けたMFは自陣ハーフウェーライン付近で中澤佑二からパスを受けると、なんとその位置からロングシュート。高く上がったボールはゴールへと向かい、最後はGKミッコ・カヴェンの手に触れることなくゴールネットを揺らした。

 これにはジーコ監督も笑顔で拍手。フィンランド代表のDFは思わず頭を抱えてしまった。

 小笠原のスーパーゴールで相手を突き放した日本代表はそのまま2-0で試合をクローズ。これがジーコジャパンにとって2006年の初勝利だった。

 それから15年経った2021年現在、森保一監督率いる日本代表は、カタールワールドカップアジア最終予選で苦しい戦いを強いられている。11日にはベトナム代表と対戦するが、果たして今夜の試合で、インパクトのあるゴールは誕生するのか。一つの注目ポイントと言っていいだろう。