今年度のバロンドール受賞を逃したロベルト・レバンドフスキに、選出が中止された昨年度のバロンドールが授与されるという超異例の措置が実現することもあり得るのかもしれない。主催者が可能性を示唆したとも報じられている。

 2021年度バロンドール授賞式は現地時間11月29日に行われ、リオネル・メッシが新記録更新となる7度目の受賞。レバンドフスキは投票で僅差の2位に終わったが、年間を通しての実績を考慮すればメッシ以上に受賞にふさわしかったという意見も多い。

 レバンドフスキは昨年も驚異的なペースでゴールを量産し、バロンドール受賞は濃厚とも予想されていた。だが新型コロナウイルスの影響により選出自体が中止されるという不運に見舞われ、サッカー界最大の個人賞を手にすることはできていない。

 今年度の受賞者として授賞式の壇上に上がったメッシも、そのレバンドフスキを気遣った。「去年は君が受賞すべきだということに誰もが同意していた。フランス・フットボールが2020年バロンドールを君に与えてほしいと思う」とコメントしていた。

 たとえメッシが訴えようとも、中止された賞を遡及して授与するということは通常であれば考えにくい。だが『Bulinews』が伝えたところによれば、バロンドール主催誌『フランス・フットボール』のパスカル・フェレ編集長はレバンドフスキへの授与が実現する可能性を否定はしていないという。

「メッシの発言は素晴らしい。急いで決断すべきではないと思うが、考えることはできる。バロンドールの歴史も尊重しなければならない。投票は行われなかったのでレバンドフスキが昨年受賞していたかどうかは分からないが、率直に言えば、受賞のチャンスは十分にあったと思う」とフェレ氏は記者に語ったとされている。