29年目を迎えたJリーグでは、これまでにさまざまな選手がピッチに立ってきた。今回は、浦和レッズに所属した選手で最も多くJリーグの試合に出場した外国人選手を紹介する。※成績はJリーグ通算
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5位:FKも得意なブラジル人MF
マルシオ・リシャルデス(ブラジル)
生年月日:1981年11月30日
Jリーグ通算出場数:98試合
在籍時期:2011-14
浦和レッズの歴代外国人最多出場ランキング5位は、マルシオ・リシャルデスだ。4シーズンで98試合に出場した。
2011年に新潟からやってきたマルシオ・リシャルデスは、10番を背負ってプレー。得意のセットプレーなどでゴールを決めた。2012年の9ゴールは、チーム内得点王の数字だ。
しかし、2014年はケガで離脱。ブラジルに戻ってリハビリに励んでから日本に帰ってきたが、なかなかコンディションは上がらず、このシーズンで退団した。
4位:最強エース
エメルソン(ブラジル)
生年月日:1978年12月6日
Jリーグ通算出場数:100試合
在籍時期:2001-05
エメルソンが浦和レッズの歴代外国人最多出場ランキング4位だ。2001年途中の加入で4年半にわたって活躍している。
2000年に日本にやってきたエメルソンは、札幌と川崎Fで驚異的なペースでゴールを量産。2001年途中に浦和レッズに加入した。浦和レッズでもその爆発的なスピードを武器にゴールを量産。2003年にJリーグ最優秀選手賞を受賞。2004年には得点王になるなど、圧倒的なパフォーマンスを魅せた。
2005年シーズン途中にカタールのアル・サッドに移籍したエメルソン。カタール国籍取得などで話題となったのち、キャリア終盤は母国ブラジルでプレー。2018年にコリンチャンスで現役を引退した。
3位:新潟からやってきた大物
エジミウソン(ブラジル)
生年月日:1982年9月15日
Jリーグ通算出場数:110試合
在籍時期:2008-11
浦和レッズの歴代外国人最多出場ランキング3位は、エジミウソンだ。3年半の所属で110試合に出場した。
ブラジル人のエジミウソンは、2004年に新潟で日本でのキャリアを開始。ここでの圧倒的な活躍が浦和レッズの目にとまり、2008年に完全移籍で獲得した。移籍当初は適応に苦しむ様子もあったが、コンスタントに活躍。3年連続2ケタ得点と、安定してハイレベルなパフォーマンスを続けた。
新潟時代から続いた2ケタ得点は、7シーズン連続。太りやすい体質と言われていたが、常に結果を出し続けた。
2位:レッズの土台を築いたドイツ代表DF
ギド・ブッフバルト(ドイツ)
生年月日:1961年1月24日
Jリーグ通算出場数:127試合
在籍時期:1994-97
ギド・ブッフバルトが浦和レッズの歴代外国人最多出場ランキング2位だ。3年半わたる所属で127試合に出場した。
ドイツ代表(西ドイツ代表含む)で76試合に出たブッフバルトが浦和レッズに加入したのは、1994年ワールドカップのあと。Jリーグのお荷物クラブとまで言われていたクラブに守備の安定をもたらした。
現役引退後は2004年に監督として浦和レッズに復帰。2006年には悲願のJ初優勝を果たした。
1位:6季10番を背負った攻撃的MF
ポンテ(ブラジル)
生年月日:1976年11月6日
Jリーグ通算出場数:144試合
在籍時期:2005-10
浦和レッズの歴代外国人最多出場ランキング1位は、ポンテだ。6シーズンにわたって活躍し、144試合に出場した。
ブンデスリーガで活躍していたポンテが日本にきたのは2005年夏。ギド・ブッフバルト監督のラブコールに応じて浦和レッズの10番を背負うことになり、チームの主軸を担った。
浦和レッズ初のJリーグタイトルに貢献したポンテは、2007年にJリーグMVPの個人タイトルを受賞。現在はポルトガル1部ポルティモネンセのテクニカルディレクターを務めており、日本人選手の獲得にも積極的だ。