15位:日本人史上最高のフリーキッカー

100億円を超える移籍金(契約解除金)も珍しくなくなった今日のサッカー界で、最も高い市場価値を記録した日本人は誰なのか。今回フットボールチャンネル編集部は、データサイト『transfermarkt』が算出した最高市場価値ランキングを紹介する。※所属クラブは当時、価格が並んだ場合の順位はサイトに準拠

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MF:中村俊輔(セルティック)
最高市場価値:900万ユーロ(約10.8億円)
更新日:2007年9月20日(当時29歳)

 中村俊輔は97年に横浜マリノス(現・横浜F・マリノス)に加入するとJリーグ優秀新人賞(97年)やJリーグベストイレブン(99年、00年)、Jリーグ最優秀選手(00年)といった個人タイトルを立て続けに受賞した。00年にデビューした日本代表でも瞬く間に主力に定着し、02年にはイタリア、セリエAのレッジーナへと移籍している。

 イタリアで3年間プレーした後、05年夏にスコットランド屈指の強豪セルティックへと完全移籍。在籍した4年間で公式戦145試合31得点36アシストという圧倒的な成績を残した。中でもリーグ最優秀選手賞を受賞した2006/07シーズンの活躍は見事で、セルティックのリーグとカップ戦の国内2冠の立役者となった。

 こうした活躍もあり、中村の市場価値はセルティック加入以降、大きく上昇している。加入当初は250万ユーロ(約3億円)だったが、リーグ最優秀選手賞に輝いた07年夏には自己最高額の900万ユーロ(約10.8億円)に到達した。

14位:10代の時に欧州で結果を残したレフティ

MF:堂安律(フローニンゲン)
最高市場価値:1000万ユーロ(約12億円)
更新日:2019年6月12日(当時20歳)

 ガンバ大阪のジュニアユース出身の堂安律は、15年5月にクラブ史上2番目の若さとなる16歳344日で公式戦デビューを飾った。この頃より日本の年代別代表でも主力を担っており、16年10月に行われたAFC U-19選手権では優勝に大きく貢献し、大会最優秀選手賞を受賞している。

 2017シーズンからガンバ大阪のトップチームで結果を残すと、17年夏に育成の名門でも知られるオランダ、エールディヴィジのフローニンゲンに移籍。加入初年度からリーグ戦で9ゴールを記録し、2017/18シーズンのクラブ年間最優秀選手賞に選出された。続く2018/19シーズンも主力選手として結果を残した。

 当時20歳にしてオランダで結果を残した堂安の市場価値は急上昇し、2018/19シーズン終了後に自己最高額となる1000万ユーロ(約12億円)に到達した。そしてこの更新から2ヶ月後の8月末にPSVが750万ユーロ(約9億円)という移籍金で引き抜いた。

13位:ドイツでハットトリックを達成したストライカー

FW:武藤嘉紀(ニューカッスル)
最高市場価値:1000万ユーロ(約12億円)
更新日:2018年8月13日(当時26歳)

 慶應義塾大学在学中にFC東京でJリーグデビューを飾った武藤嘉紀は、プロ契約初年度となった2014シーズンにJ1で13ゴールを決め大ブレイク。日本代表にも選出されるようになり、15年夏にドイツ、ブンデスリーガに所属するマインツへとステップアップを飾った。

 マインツではマルティン・シュミット監督(当時)の信頼を掴み、加入初年度となった2015/16シーズンの第11節アウクスブルク戦で日本人では高原直泰以来となるブンデスリーガでのハットトリックを達成。2017/18シーズンは公式戦30試合で10得点6アシストを記録した。

 この活躍に目をつけたイングランド、プレミアリーグに所属するニューカッスルが18年夏に武藤を1070万ユーロ(約12.8億円)という高額な移籍金で引き抜いた。シーズン開幕直後には市場価値が自己最高額となる1000万ユーロ(約12億円)に到達している。

12位:名門で主将を任されている男

MF:遠藤航(シュツットガルト)
最高市場価値:1000万ユーロ(約12億円)
更新日:2021年6月9日(当時28歳)

 日本の年代別代表で主力を担っていた遠藤航は、2010シーズンに湘南ベルマーレに加入。2年目の2011シーズンよりレギュラーに定着し、続く2012シーズンからは当時19歳ながらゲームキャプテンを任されることもあった。2016シーズンより加入した浦和レッズでは3バックの中央を任され、2017年のAFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)などのタイトル獲得に貢献した。

 18年夏にベルギー、ジュピラー・プロ・リーグのシント=トロイデンへと移籍。怪我の影響でシーズン中盤を棒に振ったが、主力選手として活躍した。そして19年夏に名門シュツットガルトに期限付き移籍を果たす。当時この名門は2部に所属していたが、遠藤の活躍もあり2020/21シーズンから再びブンデスリーガの舞台で戦っている。

 2019/20シーズンのブンデスリーガ昇格、2020/21シーズンの1部残留に大きく貢献した遠藤は、2021/22シーズンより主将を任されている。そして市場価値は現在が自己最高額の1000万ユーロ(約12億円)となっている。

11位:欧州移籍初年度に二桁アシストを記録した男

MF:清武弘嗣(ニュルンベルク)
最高市場価値:1000万ユーロ(約12億円)
更新日:2013年8月27日(当時23歳)

 大分トリニータのユース出身の清武弘嗣は2008シーズンにJリーグデビューを飾った。2009シーズンに大分のJ2降格が決定すると、翌2010シーズンよりセレッソ大阪へと活躍の場を移した。するとその活躍から日本代表にも選出されるようになり、2011シーズンは自身初となるJリーグベストイレブンを受賞した。

 こうした日本国内での活躍が評価された結果、12年夏にドイツ、ブンデスリーガに所属するニュルンベルクへと完全移籍を果たす。シーズンを通じてレギュラーとしてプレーし、ブンデスリーガ31試合で4得点10アシストと好成績を記録した。

 2012/13シーズンにブンデスリーガで4位となる10アシストを記録した清武の市場価値は急上昇。ニュルンベルク加入当時は225万ユーロ(約2.7億円)だったが、13年8月には自己最高額となる1000万ユーロ(約12億円)まで跳ね上がっている。

【了】