元フランス代表のティエリ・アンリ氏は、特にアーセナルで圧倒的な実績を残したレジェンドだった。プレミアリーグ公式SNSで、同氏の残した数々の名プレーの中でも特に圧巻のスーパーゴールのひとつが紹介されている。

 モナコでデビューを飾ったアンリ氏は20歳でのフランスワールドカップ優勝も成し遂げたあと、短期間在籍したユベントスでは不発に終わったが、続いて移籍したアーセナルで大きく飛躍。プレミアリーグで4度の得点王に輝くなど伝説的な活躍を残した。

 アーセナルではいずれもクラブ歴代最多となるリーグ戦175得点、公式戦合計228得点という数字を残し、素晴らしいゴールも数え切れない。その中でもベストゴールを選ぶとすれば、2002年11月のトッテナム戦で決めた“独走ゴール”は上位にランクインすることだろう。

 自陣ゴール横での相手スローインからクリアされたボールを右サイドで受けたアンリ氏は、リフティングのような軽快なタッチでボールを足元に収めると、そこから急加速。背後から追いすがる相手選手を物ともせず驚異的なスピードで引き離し、そのまま持ち込んで自らシュートを突き刺してしまった。

 スピード、技術、力強さ、全てがまさに一級品。レジェンドとして語り継がれるのにふさわしい存在であることは、この10秒間ほどのプレーを見るだけでも疑いようがない。