レアル・マドリードが保有権を持つ日本代表MF久保建英は、依然として来季のマドリー復帰が非常に厳しい状況にある。スペイン複数メディアが現時点での見通しを伝えている。

 3年末の夏にマドリーに加入して以来、リーガ1部の他クラブへレンタルを繰り返して経験を積んできた久保。来季こそはマドリーに戻ってプレーすることが計画されていると報じられた時期もあった。

 だが2つの誤算が久保のマドリー復帰を困難な状況としている。FWヴィニシウス・ジュニオールのスペイン国籍取得手続きが進まず、EU外外国人枠が空いていないこと。そして久保自身がレンタル先で十分なパフォーマンスを見せられていないことだ。

 マドリー専門メディア『デフェンサ・セントラル』は、外国人枠を最大の理由として久保が来季のマドリーでプレーするのは難しいと報道。カルロ・アンチェロッティ監督にとって久保は「好きな選手」ではあるものの、チームに加えることができる状況ではなく、マドリーは「良いオファーが届いた場合には(久保を)売却する可能性も除外はしていない」と放出の見通しを示している。

 スペイン紙『スポルト』も、マドリーが他クラブにレンタルしていた選手たちの今後を論じる中で、久保とブラジル人MFヘイニエルの2人については「(マドリー)残留の可能性がない」と言及。今後は「引き続きレンタルされることになるが、興味深いオファーが届けば完全移籍もあり得なくはない」と予想されている。

 ヘイニエルと久保の2人は「今季のレンタル先で輝けなかった。将来的にマドリーのチームの一員になりたいと望むならパフォーマンス向上が必要」と評価。「将来を見越して獲得された興味深い選手たちだったが、まだブレイクしきれていない」と現状が評されている。