レアル・マドリードに所属する日本代表MF久保建英は、レアル・ソシエダへの移籍が合意に近づきつつあるようだ。両クラブが保有権を「50%」ずつ持つ形での移籍が見込まれるとも報じられている。

 マジョルカへのレンタルを終えてマドリーへ戻ったが、外国人枠などの都合もあり残留を望むことは事実上不可能な久保。すでに開始されたマドリーのプレシーズントレーニングに参加しながらも、新たな所属先を探す必要に迫られる状況となっている。

 レアル・ソシエダは以前から久保への関心が伝えられるクラブだが、レンタルではなく完全移籍での獲得を希望。一方で久保の将来に期待を失っていないマドリー側はレンタルを希望し、交渉は難航していたようだ。

 スペインメディアでは、完全移籍の形でソシエダに移りながらも、マドリーが「買い戻しオプション」をつける形で合意できる可能性があるという見方も浮上していた。さらに『マルカ』紙が16日付で伝えたところによれば、買い戻しオプションの設定に加えて、マドリーが久保の保有権の50%のみをソシエダに売却する形で合意が見込まれる状況になっているという。

 ソシエダは600万ユーロ(約約8億3800万円)前後を支払って久保の保有権の50%を獲得する形になるとみられている。マドリー側としては、久保がソシエダで大きく成長すれば一定額で連れ戻すことも可能であり、あるいはソシエダから他クラブへ移籍することになったとしても高額な移籍金の半分を手に入れられるという形となる。

 マドリーがレンタルでの放出を希望し、また買い戻しオプションの設定や保有権50%の保持を望むのは、加入当初の期待にまだ応えきれていない久保が今後ブレイクすることをまだ信じているからこそ。「有能なサッカー選手の未来に大きな影響力を持ち続けたい」「レアル・マドリードは久保の復帰を信じている」と『マルカ』紙は、ソシエダへの完全移籍が決まったとしてもマドリーが将来の戦力候補として久保に期待を持ち続けるという見方を示している。