●ダイナミック! 圧力をかけ続けた23歳

 パリ・サンジェルマン・ジャパンツアーで、パリ・サンジェルマン(PSG)は3クラブとの試合を消化した。結果はPSGの3連勝で、力の差を見せつけたが、その中でも健闘したJリーガーがいた。今回は、浦和レッズ、ガンバ大阪、川崎フロンターレの選手の中から、PSG戦で輝いた選手を5人紹介する。
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伊藤敦樹
所属クラブ:浦和レッズ
生年月日:1998年8月11日(23歳)
PSG戦成績:先発出場(45分OUT)

 PSGのクリストフ・ガルティエ監督は浦和レッズとの試合後、「最初の10分は対戦相手がプレスをかけてきたので、いい位置取りができなかった」と振り返っている。キックオフと同時に相手陣内に激しくプレッシャーをかけた浦和の中でも目立っていたのが、右ボランチで先発した伊藤敦樹だった。

 3分のシーンでは相手のパスをインターセプトし、カウンターにつなげた。最終的に松尾佑介はシュートに持ち込むことができなかったが、PSGの目の色を変えたシーンと言えるだろう。

 その2分後にはダイナミックなドリブルを見せ、さらにその直後のプレーで浦和は高い位置からプレスをかけてボールを奪い、最後は伊藤がミドルレンジから右足を振り抜く。シュートは左上隅の素晴らしいコースに飛んだが、GKケイラー・ナバスがなんとか弾き出している。

 ジュニアユースとユースの6年間を浦和レッズで過ごし、流通経済大学を経て昨シーズンに浦和レッズのトップチームに加入。182cmという恵まれた体格を生かしたダイナミックなプレーが持ち味で、対人守備や攻撃に出ていく積極的なプレーは伊藤の持ち味。欧州最高峰の選手を相手にしても、伊藤はその持ち味を存分に披露していた。