『フランス・フットボール』誌の主催するバロンドールの2022年度候補者30名が現地時間12日に発表された。サッカー界の年間ベストプレーヤーに輝くことが予想されるのはどの選手だろうか。

 バロンドールの選出期間が来年度から“秋春”に変更されることが決まった影響として、例年より対象期間が短縮されイレギュラーな形となる今年度のバロンドール。候補者が発表され、各国メディアで最大の話題となっているのはリオネル・メッシの不在だ。

 昨年度を含めて史上最多の7度バロンドールを受賞しており、候補者リストからは2006年の初ノミネート以来一度も外れたことがなかったメッシ。パリ・サンジェルマンへ移籍した昨季のパフォーマンスを考えれば納得できることではあるとしても、メッシの選外はやはり大きな衝撃を引き起こしている。

 そのメッシ不在のバロンドール選手で最大の有力候補と予想されているのはレアル・マドリードのフランス代表FWカリム・ベンゼマ。昨季はラ・リーガとチャンピオンズリーグの両方で得点王に輝くなど驚異的なペースで得点を重ね、マドリーの両タイトル獲得の原動力となった。

 英国ブックメーカー『スカイベット』では、ベンゼマのバロンドール受賞のオッズは「1.04倍」。ほとんど賭けが成立しないレベルで受賞が確実視され、他の候補を大きく引き離している。

 ベンゼマに続くのはケビン・デ・ブルイネとサディオ・マネの2人だが、オッズは「17倍」と大きな開きがある。モハメド・サラーとロベルト・レバンドフスキが「21倍」、キリアン・エムバペが「26倍」、クリスティアーノ・ロナウド、ハリー・ケイン、ティボー・クルトワの3人が「34倍」と続いている。

 ベンゼマが順当にバロンドールを受賞したとすれば、34歳9ヶ月での受賞は歴代2位の高年齢。1956年に41歳で設立初年度のバロンドールを受賞したスタンリー・マシューズ氏に次ぐ記録となる。また、フランス人選手の受賞は1998年のジネディーヌ・ジダン氏以来24年ぶりとなる。