●7位:トッテナム(イングランド)

 UEFAチャンピオンズリーグ22/23シーズンが現地時間7日に開幕する。8月にリーグ戦は開幕しており、1日には欧州主要リーグの移籍期間が終了した。昨季王者レアル・マドリードの連覇を止めるチームは現れるか、リバプールが決勝で敗れた昨季の雪辱を果たすか。注目ポイントは枚挙にいとまがないが、補強を終えた各チームの戦力は気になるところだ。今回は、各チームの戦力を4項目(攻撃、守備、選手層、勝負強さ)に分けて数値化し、ランキング形式で紹介する。
——————————————————

監督:アントニオ・コンテ
21/22 リーグ戦成績:4位
21/22CL 成績:なし
 ヌーノ・エスピリト・サントを新監督に招聘して新シーズンが開幕した昨季のトッテナムはスタートダッシュに失敗。しかし、後任に就任したアントニオ・コンテの下でチームは立て直し、冬の移籍市場で獲得したデヤン・クルゼフスキとロドリゴ・ベンタンクール、2人の新戦力がチームにさらなる活力を与えて3シーズンぶりにCL出場権を獲得することに成功した。

 指揮官のコンテはこれまでの監督キャリアでセリエAを4回、プレミアリーグ1回と多くのリーグタイトルを獲得している一方で、欧州カップ戦のタイトルを獲得した経験がない。その要因となっているのが主力の固定化であり、ターンオーバーを苦手としているからだ。

 そうした中で今夏のトッテナムはもともと選手層の厚かったスカッドに多くの新戦力を加えた。昨季終盤、抜群の破壊力でリーグを席巻したハリー・ケイン、ソン・フンミン、クルゼフスキの3トップにはリシャルリソン、ピエール=エミール・ホイビュアとベンタンクールのダブルボランチにはイヴ・ビスマを獲得。既に不動の戦力がいるポジションに、彼ら同様の実力を持つ選手を加えたことで、コンテとしては比較的ターンオーバーをしやすい状況を作り上げた。

 多くのポジションの選手層が厚い一方で、唯一代えが効かない存在となっているのがエリック・ダイアーだ。3バックのセンターが自身の能力が最も発揮できる場所であり、最終ラインを統率するディフェンスリーダーとして躍動している。スペイン語も堪能なため、アルゼンチン代表DFクリスティアン・ロメロへの適切なコーチングも可能だ。コンテ就任以降、ダイアーはリーグ戦を3試合欠場しているが、その成績は1勝2敗で合計7失点。リーグカップ準決勝でもチェルシーに敗れており、不在時の成績がかなり悪い。彼の存在が今季のトッテナム躍進のカギを握りそうだ。