アーセナルが冬の移籍市場で獲得を目指すとも見込まれているシャフタール・ドネツクのFWミハイロ・ムドリクだが、獲得は容易ではなくなってくるかもしれない。移籍金の高騰が予想される状況となっている。

 “ウクライナのネイマール”とも呼ばれるムドリクはウクライナの各年代の代表チームでプレーし、A代表からもすでに声がかかっている21歳のウインガー。昨季のウクライナリーグではロシア軍侵攻によりリーグが打ち切りとなった時点で最多タイのアシスト数を記録するなど活躍をみせていた。

 プレミアリーグから複数のクラブが獲得に関心を示しているとみられ、その中でも特に積極的な動きが報じられていたのはアーセナル。夏の移籍市場最終日には個人合意に達して獲得目前との報道もあったが、最終的に実現には至らなかった。

 そのムドリクは6日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)初戦のRBライプツィヒ戦で1得点2アシストと見事な活躍をみせ、シャフタールを敵地での4-1の快勝に導いた。1月に再び獲得を試みると予想されていたアーセナルにとっては、複雑な思いかもしれない。

 夏の移籍市場の時点では、ムドリクを獲得する場合の移籍金は2000万〜2500万ポンド(約33〜41億円)前後になると見込まれていた。だがライプツィヒ戦での活躍を受け、同選手の価値は今後大きく高まるとの見方が強まっている。

 英紙『エクスプレス』は、ムドリクの獲得には4000万ポンド(約66億円)以上が必要になると予想しつつ、「それでも投資の価値がある」との見方を示した。移籍市場の専門家ファブリツィオ・ロマーノ氏は、シャフタールの要求する移籍金を「5000万ユーロ(約71億6000万円)以上」と伝えている。