日本サッカー協会(JFA)は14日、今月23日のアメリカ代表戦と同27日のエクアドル代表戦に向けたサッカー日本代表メンバーを発表した。

 今週、カタールワールドカップを間近に控えた日本代表に激震が走った。12日、ドイツ1部のボルシア・メンヒェングラッドバッハに所属するDF板倉滉が練習中に左ひざ内側側副靭帯の部分断裂を負ったことが発表された。

 さらに13日、同じくドイツ1部のボーフムに所属するFW浅野拓磨が右ひざ内側側副靭帯断裂と診断されたことも正式に発表された。2人とも保存療法で復帰を目指すことになり、数週間の離脱になると見られている。

 ともに所属クラブで主力を担い、日本代表でも重要な戦力となっている選手の長期離脱。9月の日本代表活動にはもちろん参加できず、11月のワールドカップ本番にも間に合うか微妙な情勢になった。

 これを受けて日本代表の森保一監督が板倉と浅野の現状についての質問に答え、「見通しでいくとワールドカップ本大会にはしっかり戻って選考対象になれる状態だと聞いています」と明かした。

 ただ、どんなに順調に復帰プロセスが進んだとしても実戦に戻ってこられるのはワールドカップ直前になる。森保監督は「彼らにはまずは焦らずにしっかりと治して、ワールドカップ直前の自チームの試合でいいパフォーマンスを見せてもらえるように期待したい」と、ギリギリまで復活を待つ姿勢を示した。

 今月10日に行われたブンデスリーガ第6節のシャルケ戦で試合開始早々に負傷交代した浅野は、右ひざ内側側副靭帯断裂が発表される前の12日に自身のツイッターを更新し「人生ってほんとにいろいろあるな。すごいわ」とコメントした。しかし、直前でメンバー入りを逃した前回大会の悔しさを晴らすべくカタールワールドカップ出場を諦めていないはず。

 板倉も14日に自身のインスタグラムを更新し、松葉杖をついた自らの写真ともに「たくさんのメッセージありがとうございます!やるよ俺は!」と、諦めることなく初めてのワールドカップ出場のために全力を尽くす意思を示していた。

 2人とも日本代表がカタールの地で初のワールドカップのベスト8進出を目指すために欠かせない存在。治療やリハビリが順調に進み、少しでもいい状態で戦列復帰してくれることを願いたい。

(取材・文:舩木渉)