サッカー日本代表は27日、キリンチャレンジカップ2022でエクアドル代表と対戦する。ここでは、FIFAカタールワールドカップ南米予選におけるエクアドル代表の戦いを振り返る。

 グスタボ・アルファロ監督を迎えて臨んだ南米予選は、初戦のアウェイゲームでアルゼンチン代表に敗れるところから始まった。しかし、直後のホームゲームで格上のウルグアイ代表から4点を奪って初勝利を飾ると、ボリビア代表とコロンビア代表も破って3連勝。以降は一度も5位以下になることなく、下馬評を覆して2大会ぶりのワールドカップ出場を勝ち取った。

 この予選の間にMFモイセス・カイセドやDFペルヴィス・エストゥピニャン、DFピエロ・インカピエといった10代から20代序盤にかけての若手が一気に台頭して主力を担うようになり、チーム力を底上げした。

 エクアドル代表が南米予選で格上のペルー代表やコロンビア代表、チリ代表といった強豪国を上回れた最大の要因は、ホームゲームの環境にある。アルゼンチン代表戦とボリビア代表戦以外の全てのホームゲームを標高2850mの高地にある首都キトで開催し、対戦相手を酸素の薄さで苦しめた。

 アルゼンチン代表とブラジル代表にはアウェイで敗れたものの、ホームでは両チームともドローに持ち込んだ。ウルグアイ代表には1勝1敗、コロンビア代表やチリ代表とは1勝1分など強豪国との成績で大きく負け越さなかったことが上位進出の鍵になった。

 南米予選の合間にブラジルで開催された2021年のコパ・アメリカでは準々決勝のアルゼンチン代表戦で敗退するまで、コロンビア代表、ベネズエラ代表、ペルー代表、ブラジル代表と戦って1つも勝てなかった。こうした事実からも“内弁慶”ぶりがよくわかる。

 カタールの地はホームではなく、低地の砂漠地帯。キトとは全く異なる環境で、苦しい戦いを強いられることは間違いない。まず目指すのは2006年ドイツワールドカップ以来となるベスト16進出だ。