●オランダ代表

 4年に1度の祭典、FIFAワールドカップカタール2022が開幕した。初の中東開催となったカタールW杯で優勝に輝くのはどのチームなのか。これまでの戦いを分析した上で、今大会の出場メンバーを反映した戦力を、4項目(攻撃・守備・選手層・勝負強さ)に分類して数値化。ランキング形式で紹介する。(情報は11月20日時点)
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戦力値ランキング:5位
監督:ルイ・ファン・ハール
予選成績:7勝2分1敗
FIFAランキング:8位
戦力値:87(攻撃21/守備23/選手層21/勝負強さ22)

 欧州予選敗退という屈辱を味わった前回大会を経て、オランダ代表が大舞台に戻ってきた。既に監督業を引退していたルイ・ファン・ハール監督は母国の復活のため、前立腺がんと闘いながらこの大会で指揮を執る。

 負傷によりジョルジニオ・ワイナルドゥムが大舞台に立てないことは誤算だったが、ワールドクラスの選手層を誇る。フィルジル・ファン・ダイクを軸とするセンターバックは層が厚く、ダレイ・ブリントとデンゼル・ダンフリースという異なる特徴を持つ2人がサイドに張る。ワイナルドゥムが不在の中盤は、フレンキー・デ・ヨングが軸となる。

 エースのメンフィス・デパイは負傷もあって今季はほぼ稼働できておらず、ドニエル・マレンも不調。3位となった8年前はウェスレイ・スナイデル、アリエン・ロッベン、ロビン・ファン・ペルシーが3人でカウンターを完結させることができたが、今回はそういったタレントが不在。復調したステーフェン・ベルフワインやコーディ・ガクポらのブレイクが必須となる。ただ、UEFAネーションズリーグでは6試合で14得点と結果を残している。

 昨年9月にファン・ハール監督が復帰して以来、オランダ代表は11勝4分と無敗でワールドカップに臨む。欧州予選は4バックで戦っていたが、ワールドカップ仕様となるのは3バックだ。8年前は強固な守備ブロックと殺傷能力の高いカウンターで世界3位という称号を勝ち取った。当時を誰よりも知る71歳の老将が8年前の再現を狙う。