●チュニジア代表

 4年に1度の祭典、FIFAワールドカップカタール2022が開幕した。初の中東開催となったカタールW杯で優勝に輝くのはどのチームなのか。これまでの戦いを分析した上で、今大会の出場メンバーを反映した戦力を、4項目(攻撃・守備・選手層・勝負強さ)に分類して数値化。ランキング形式で紹介する。(情報は11月20日時点)
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 5年前はFIFAランキング51位まで転落したこともあったが、ここ数年で急速に力をつけてきた。その証拠に、昨年のユーロ(欧州選手権)では準決勝でイングランド代表と激戦を演じ、今夏に行われたUEFAネーションズリーグではフランス代表に2戦2勝と結果を残している。

 鋭いプレッシングで相手の自由を奪い、ショートカウンターとポゼッションを巧みに使い分けてゴールに迫るスタイルだ。復活したクリスティアン・エリクセンが戻ってきたことで、攻撃のクリエイティビティは向上している。36歳のキャスパー・シュマイケルと33歳のシモン・ケアーが精神的支柱となっており、近年は若手の台頭も著しい。30代の3人の年齢を考えると、今大会がベストの年齢構成となるかもしれない。

 アンドレアス・クリステンセン、ピエール=エミール・ホイビュルクらビッグクラブで活躍するタレントも多く、イェスパー・リンドストロムやカスパー・ドルベリといった移籍市場を賑わす逸材もいる。

 もちろん、フランス代表やブラジル代表といったタレント軍団に比べるとネームバリューは劣るが、スタイルを遂行する実務面で見れば全く見劣りしない。1998年大会以来となるベスト8は現実的な目標で、さらに上の舞台を狙うこともできる。