●フランス代表

 4年に1度の祭典、FIFAワールドカップカタール2022が開幕した。初の中東開催となったカタールW杯で優勝に輝くのはどのチームなのか。これまでの戦いを分析した上で、今大会の出場メンバーを反映した戦力を、4項目(攻撃・守備・選手層・勝負強さ)に分類して数値化。ランキング形式で紹介する。(情報は11月20日時点)
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 ワールドカップ史上3ヶ国目の連覇に挑むフランス代表は、今大会においてもトップクラスの戦力を持つ。前回大会で20代前半の選手が多く活躍していたこともあり、4年間で大きくメンバーが変わることはなかった。ただ、怪我によりベストメンバーを組むことができなくなってしまった。

 GKマイク・メニャン、MFポール・ポグバ、エンゴロ・カンテらが怪我によりカタール行きを断念した。特にポグバとカンテを欠く中盤の問題は深刻。さらに、泣きっ面に蜂で、直前合宿でクリストファー・エンクンクが負傷し、カリム・ベンゼマの欠場も決まった。

 ラファエル・ヴァランは本番までに間に合う見込みで、3バックで戦うことになりそうだが、その完成度には疑問符が付く。ベンゼマを欠く攻撃陣はキリアン・エムバペとアントワーヌ・グリーズマンに期待がかかるが、グリーズマンは1年近くフランス代表でゴールから遠ざかっている。負傷者を欠いたことを踏まえても戦力的にはトップレベルだが、本番に向けて不安材料は多い。

 6月から9月にかけて行われたUEFAネーションズリーグでは6試合でわずか1勝しか挙げられず、ワールドカップでも対戦するデンマーク代表には2敗を喫した。そのデンマーク代表とは第2戦で対戦する。優勝候補の一角であると同時に、歴史的惨敗をする可能性もよぎるのが今大会のフランス代表の下馬評と言えるだろう。