●クロアチア代表

 4年に1度の祭典、FIFAワールドカップカタール2022が開幕した。初の中東開催となったカタールW杯で優勝に輝くのはどのチームなのか。これまでの戦いを分析した上で、今大会の出場メンバーを反映した戦力を、4項目(攻撃・守備・選手層・勝負強さ)に分類して数値化。ランキング形式で紹介する。(情報は11月20日時点)
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戦力値ランキング:12位
監督:ズラトコ・ダリッチ
予選成績:7勝2分1敗
FIFAランキング:12位
戦力値:(攻撃20/守備19/選手層20/勝負強さ21)

 準優勝だった前回大会から4年、クロアチア代表は紆余曲折を経てカタール後にたどり着いた。2017年10月から指揮を執るズラトコ・ダリッチ監督の長期政権や前回大会での成功もあり、世代交代はなかなか進まなかった。欧州予選は初戦で敗れる苦しい船出となったが、新戦力の台頭などもあり、順当に勝ち星を重ねて本大会出場権を手にしている。

 37歳のルカ・モドリッチを筆頭に、デヤン・ロブレンやイバン・ペリシッチら前回大会を知るベテランも順当にメンバーに名を連ねた。モドリッチ、マテオ・コバチッチ、マルセロ・ブロゾヴィッチの中盤3人は個人能力と連係の成熟度を含めて世界最強。文字通り3人が司令塔となり、チームに優位性をもたらしている。

 最終ラインは4年前から刷新された。ドマゴイ・ヴィダとロブレンは選出されたものの、20歳のヨシュコ・グヴァルディオルと22歳のヨシプ・シュタロが2人のベテランからポジションを奪った。若い4バックが今大会でブレイクスルーを果たせば、チームの躍進につながるだろう。

 イバン・ペリシッチを除けば前線の起用は流動的で、調子の見極めがカギを握る。全体的にレギュラーと控えの実力差が他国に比べると小さいため、過密日程となる今大会では有利に働く可能性もある。若きディフェンスラインと前線の爆発が同時に着火すれば、前回大会の再現も不可能ではない。