サッカーファンによって昨年12月に開設された2014年度に最も演劇的なダイブ(故意に倒れるシミュレーション)を見せた選手に贈られる第一回「フォロンドフロー」がバロンドール(世界年間最優秀選手賞)と同じ12日に発表され、イングランド2部リーズに所属するU-20ブラジル代表MFアドリアンが初代受賞者に輝いた。

 現在、ブラジル1部フラメンゴからリーズにレンタル移籍中の20歳アドリアンは、昨年11月29日にホームにて2-0で勝利したダービー戦で後半18分、味方から受けたボールを右足アウトサイドで切り替えした際、相手スコットランド代表MFジョニー・ラッセルのスライディングタックルを同足首に受け、倒れ込んだ。アドリアンは地面で1回転した後、右膝を使って大げさに飛び跳ねて痛がる演技を見せている。

 この場面は「水から出た魚」と題され、副題には「この男に魚を与えれば、一日中食べ、釣りを教えれば、永遠に泳ぐ」と記されている。

「フォロンドフロー」は約1ヶ月間のオンライン投票で約15万2000票を集め、全体の32%の票を獲得したアドリアンが受賞。2位には昨年8月に米MLSのコロンバス・クルーからセリエAのパレルモへ移籍したコスタリカ代表DFジャンカルロ・ゴンザレス、3位にはバロンドール受賞者でレアル・マドリーのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが入った。

 なお、他の最終候補にはブラジル代表FWフレッジ、オランダ代表MFアリエン・ロッベン、ウルグアイ代表FWルイス・スアレスら錚々たるスターが名を連ね、いずれの選手もブラジル・ワールドカップでのダイブが候補に入った。フレッジのクロアチア戦でのダイブは西村雄一主審がPKを取った事でも話題となった。