私が今月、5000人のリーダーを対象に行なった調査では、現職に非常に満足している人は22%のみという結果が出た。残りの78%は、現状より少し、もしくはおおいに昇進したいとの答えに分かれた。

つまり、どの程度上の地位を望むかは分かれるにせよ、現状に甘んじたくはないと考えている人が大半だということだ。

では、もし今年、仕事で自分が望んでいたほど成長できなかったとしたら、2018年はどうしたらよいだろう? そんな疑問に答えられるかもしれない調査結果を紹介しよう。

1万人以上のリーダーや職業人が受けた「変化について個人的にどう感じるか」というオンラインテストで、次の選択肢から1つ選ばせる質問があった。

・リスクを取るのが好きだ
・賢明そうなリスクであれば取りたい
・リスクは避ける

全体の約28%がリスクを取るのが好きだと回答した。もちろん、リスクを歓迎する人ばかりではないし、それはそれで構わない。しかし、野心的でキャリア上の成長を求める人々にとって、リスクを取ることは少なくともある程度必須であることが、回答データを役職別に分析した結果、明らかになった。

例えば、トップ経営層の40%はリスクを好む。しかし、第一線に立つ従業員を見るとリスクを好むのは24%。つまり、平均的な企業において、CEOは従業員と比べ、リスクを好む率が66%も高い。

相関関係と因果関係が常に等しいと言うつもりはないが、この場合は違いが明白であり、トップ経営層であることと、リスクを好むことの間には、少なくとも中程度の関連があるのは明らかだ。

もちろんこれは、単にリスクを取るためだけに行動すべきという意味ではない。私からは、次のようなステップを取ることをおすすめしたい。

ステップ1:1年を振り返り、よりリスクの低い方を選択した状況を思い出す

会議で自分の壮大なアイデアを口にしなかった。同僚に厳しいフィードバックをするのを差し控えた。重役が出席するチーム会議への参加に名乗りを上げなかった──。どんな内容にせよ、この1年間にリスクの低い方を選択した時は、大半の人にとって少なくとも数度はあるだろう。

ステップ2:なぜリスクを取らなかったのか考える

リスクを避ける最初の理由は大抵、失敗を恐れるからだ。例えば、会議で自分のアイデアを口にしなかったのは、却下されるのが怖かったからだ。

しかし、その恐れの奥には、より深い恐怖が潜んでいる。つまり、「死んでしまいたいぐらいの恥をかくに違いない」「自分で思うほど自分は賢くない/才能が無い/能力が無い」「これは唯一のチャンスで、もし失敗したら次は無い」といった感情だ。

こうした恐怖には、健全なものもある。進化論的に見れば、恐怖心があるから私たちは生きていけるのだから。

もしサーベルタイガーに襲われたなら、逃げそびれて死ぬ可能性は高い。しかし、会議で出したアイデアが却下されたところで、羞恥心が原因で死ぬことはないだろう。仕事でリスクを取り、失敗したとしても、生きるか死ぬかの瀬戸際に陥ることはないのだ。

ステップ3:今年避けたリスクを来年は取ると誓う

「誓う」というからには、例えば「1月15日のチーム会議で新製品に関するアイデアを発表する」など、やるべきことを書き出すこと。さらにそれをデスクの見える場所に貼り、会議に向けて準備しよう。

リスクを取ることが、仕事で目指すものを叶える唯一の方法というわけではない。しかし、トップ経営層は他の従業員に比べて、かなりリスクを好むのは明らかだ。では経営者らはなぜリスクを「好む」ようになったのだろう?

実際に多くのリスクを取り、その中で良い結果を出す中で、リスクを好むようになることは多い。あなたも同様の道を進むことで、リスクを取っていくようになるだろう。

もしかすると今年、リスクを避けない人であれば「やってみよう」と思うような機会がいくつかあなたの足元に転がっていたかもしれない。

2018年はそういった機会を見つけ、より安全な道を選ぶのではなく挑戦してみること。あなたの会社のCEOも、おそらく同じ道を選ぶだろう。

Forbes JAPAN 編集部