不倫と浮気について、どちらも同じ意味として認識される場合もありますが、両者のもつ意味・定義は、パートナーとの関係性によって異なります。
不倫と浮気の違いや、それぞれのリスク、トラブルを回避する方法などについて解説します。

不倫と浮気の違いとは?

不倫と浮気はどちらも、パートナー以外の相手と、肉体関係をもつことや、好意をもつことに対して使用されることもあるため、明確な違いはありませんが、以下の4つの基準・視点から両者の違いを明確にできます。

●結婚しているかどうか

一般的に、婚姻関係にある夫婦が、配偶者以外の相手と「不貞行為をおこなうこと」を不倫と呼んでいます。

不貞行為とは、配偶者以外の相手と「肉体関係をもつこと」であり、不貞行為(不倫)が発覚した場合、法的な離婚理由や慰謝料請求理由の対象となります。

一方、婚姻関係にないカップルが、同じようにパートナー以外と肉体関係をもったと場合、「不倫」とは呼ばず、「浮気」といいます。

このように、不倫は既婚者がおこなう行動に対し、「法律(民法)」がかかわってきますが、結婚していないカップルの浮気の場合は、法にかかわらないという違いがあります。

● 不倫・浮気相手との関係性

不倫と浮気の定義について、具体的な定めはありませんが、既婚者が配偶者以外の相手と、肉体関係をもったり、遊びに行ったりする場合、不倫(浮気)相手との関係性によっても、不倫と浮気が使い分けられる場合もあります。

不倫(浮気)相手との関係性が、数ヶ月以上続いており、定期的に肉体関係をもつような関係性の場合「不倫」と捉えられることに対し、一度きりの関係性や年に数回食事に行く程度の関係性の場合は「浮気」として捉えられる傾向があります。

ただし、一度でも「不貞行為」をおこなった場合、法的な面では「不倫」として捉えられるため、「一度限りの関係性だから不倫ではない」というわけではありません。

●夫婦関係の状態や不倫・浮気による影響の大きさ

夫婦によっては、離婚が発覚しても離婚せず、関係修復に向けてやり直す夫婦もいますが、不倫は正当な離婚理由となるため、夫婦関係の悪化を招くだけでなく、離婚に至ってしまう場合がほとんどです。

しかし、不倫ではなく浮気の場合でも、離婚危機に陥ってしまう場合もあるため、不倫や離婚による影響力の大きさは、夫婦それぞれの価値観や状況によって異なります。

●発覚したときの責任の大きさ

不倫が発覚した場合、離婚による戸籍の記録や、慰謝料の発生など、責任の大きな問題となりますが、浮気の場合、そのような法的にかかわる責任は問われません。

不倫や浮気によるリスク

不倫や浮気は、離婚危機や慰謝料のほかにも、さまざまなリスクをともないます。

●パートナーや社会からの信頼を無くす

不倫や浮気は、パートナーからの信頼を無くすだけでなく、社会からの信頼も無くします。

特に不倫の場合は、法にかかわることもあり、職場内不倫の場合、どちらかが「退職せざるを得ない状況に陥る」など、キャリアを失う場合もあります。

本来、不倫や浮気は当事者間の問題ですが、世間からの目は厳しく、芸能人などが不倫や浮気によって、イメージダウンし、職を失ってしまうことはよくある話です。

● 金銭的な負担

浮気の場合、基本的に、金銭的な負担が発生することはありませんが、不倫の場合は「慰謝料」が発生します。

慰謝料の金額は、不倫の内容や状況によっても異なりますが、不倫した当事者(配偶者)だけでなく、不倫相手も慰謝料を負担しなければならない場合もあり、不倫による金銭的ダメージは大きいといえます。

●子育てに影響する

不倫が発覚した夫婦に子どもがいる場合、子育てに大きな影響を与えます。

不倫により、離婚に至った場合、片親の環境で育てることとなり、親自身の負担も大きくなります。

また、状況によっては子どもが精神的にショックを受けてしまうなどの影響もあるかもしれません。

不倫や浮気が起こりやすい状態とは

不倫や浮気は、決して良いとされることではありませんが、不倫や浮気の原因は夫婦・カップルによってさまざまです。

夫婦やカップルの、不倫や浮気が起こりやすい状態について解説します。

●パートナーとの関係が冷めている

パートナーとの関係が冷めきっている場合、不倫や浮気が起こりやすくなります。

夫婦において「会話がほとんどない」場合や、「セックスレス」の状態にある場合、不倫や浮気が発生してしまう可能性が高いです。

●コミュニケーションが取れていない

夫婦やカップル間で、「音信不通」の状態や、ほとんど「会話がない」状態は、コミュニケーションが取れず、お互いの不満を募らせたり、他者へ気が移りやすくなったりするため、不倫や浮気の発生リスクを高めてしまいます。

● パートナー間で温度差がある

パートナー間で、「一方が冷めている」など、温度差がある場合も、他者への気が移りやすく、不倫や浮気が起こりやすい状態といえます。

不倫や浮気によるトラブルを避けるためには

不倫や浮気は、誰もが避けたいトラブルです。

しかし、「絶対にしない」と思っていても、思わぬきっかけを気に不倫や浮気をしてしまうこともあるかもしれません。

不倫や浮気によるトラブルを避けるために心がけるべきことについて解説します。

●パートナーと話し合う機会を設ける

不倫や浮気のトラブルを避けるためには、「パートナーの価値観を知る」ことが大切です。

浮気の定義は、人それぞれ異なるため、「何をされたら嫌なのか」「どこまであればOK
なのか」など、パートナーと話し合い、お互いの価値観を共有しておくと、トラブル回避につながります。

●お互いの不満や不安を溜めない

パートナーに対して不満や不安があるときは、できるだけ溜め込まず、その都度話し合うことが大切です。

不満を募らせて不倫や浮気に走ってしまったり、不安を溜め込んで信頼関係が崩れてしまったりしてからでは、関係修復が難しく、「時すでに遅し」の状態となってしまいます。

日頃から、お互いの不満や不安を溜め込まないようにしましょう。

まとめ

不倫と浮気の違いは、どちらも同じ意味として認識される場合もありますが、パートナーとの関係性や状況によって異なります。

不倫や浮気リスク・トラブルを回避するためには、お互いの「価値観を共有すること」「不満や不安を溜め込まないこと」が大切です。