周りからみると、仲が良さそうに見える夫婦。じつはそんな夫婦の方が、愛は冷めきっているが一緒にいる仮面夫婦だったりするんですよ。今回は筆者が、職場・学校・親族との付き合いのなかで出会ってきた仮面夫婦をご紹介します。

夫の存在を全く感じさせない同僚

同僚のA子さんはユーモアがありとても楽しい方です。しかし家族の話になると、いつも子どものことばかり。

新婚のBちゃんがノロケ話をするも、A子さんはにこやかに聞いているだけ。とにかく彼女の話には、夫が全く出てこないので怪しいなとは思っていたんです。

決定的だったのは、夏休みに家族で旅行に出かけた際の写真を見せてもらったとき。20枚近く見せられた写真には、夫が1枚も写っていなかったのです。

どうやら夫を残して、A子さんと子どもたちだけで旅行を楽しんだようです。

子どもの様子にしか関心がない夫婦

小学校の参観日に、必ずやってくる夫婦。はじめは教育熱心なご家庭だなぁと感心していたのですが、夫婦をよく見ると全く会話をしていないんですよ。

教室にいる自分の子どもとはおしゃべりをするのですが、お互いはまるで無視。子どもの様子をみて、夫婦で会話なんてこともありません。

実はこの夫婦、子どもの教育には関心があるけど、パートナーには関心がない仮面夫婦だったのです。

家庭で夫婦の会話がないため、子どもの学校の様子をそれぞれが見に来ていただけだったのです。

仲良し夫婦が一変して仮面夫婦に…

最後は仮面夫婦となるパターンをひとつご紹介します。

夫は一般企業の部長。妻は管理職の公務員という50代夫婦。しかしコロナ禍で夫の勤める会社は業績が悪化しました。

ボーナスもカットされ給与も一気にさがったそうです。それまでは二人で海外旅行に行ったり、コンサートに出かけたりと仲睦まじかったのが一変。

妻が稼ぎ頭になった途端、夫への愛情が冷めてしまったそうです。家庭での会話も、事務的な連絡のみとなってしまいました。

夫婦間で収入差があまりにも大きくなると、家庭でのパワーバランスが崩れて、愛情が冷めてしまうケースもあるようです。

仮面夫婦のみなさんは、周りにはバレていないだろうと安心していませんか?

ちょっとした言動や夫婦の雰囲気に違和感を感じて「あっ…仮面夫婦だな」と気づかれているかもしれません。一度疑われると、どんなにつくろっても滑稽に見えるので注意してくださいね。

ftnコラムニスト:広田あや子