現代日本では夫婦共働きの家庭は珍しくありません。しかし未だに「家事は女の仕事」「俺の方が稼いでいるから家事は嫁がやるべき」という男性が意外と多いのは確かです。今回はそんな古い考え方の旦那さんと離婚に至った経験のある筆者の知人、Kさんから聞いたお話です。
共働きを希望する旦那
Kさんと旦那さんは友人の紹介で知り合い、2年の交際の末に結婚をすることに。
プロポーズの際、旦那さんは「絶対に共働きしてくれるなら結婚したい」とKさんに言いました。
幸いKさんは今の仕事が好きで、結婚してからも続けたいと思っていたため、すぐにOKしたのでした。
Kさんは旦那さんの男らしく、さっぱりとした性格に惹かれていたのですが、一緒に暮らすにつれて、少しずつ旦那さんの本性が見えるようになりました。
「俺は怠け者を養う気はないからな」「少しは家計に貢献できるように働けよ」などと、まるで自分がKさんの収入より稼ぎが多く、Kさんを養ってあげている、というような言い方をするのです。
「結構モラハラ系だったんだな……」
Kさんは少しずつ、旦那さんとの結婚生活に疑問を抱くようになっていました。
さらに、共働きなのに「家事は女の仕事」などと言って家事だけは全て押し付けてくるのです。Kさんの仕事が忙しく、帰宅が遅くなっても旦那さんは何もせずにダラダラテレビを観ているだけ。
「早く夕飯を作れよ、俺は疲れて帰って来てるんだ」
「私だって疲れてるわよ」
「女の仕事なんてたかが知れてるだろ、たいして稼げもしないのに偉そうに言うな」
連日のモラハラ発言に疲れ、とうとうKさんは旦那さんに離婚を切り出したのでした。
離婚してみたら……
「わかった、次はもっと素直で働き者の嫁さんをもらうよ」
そんな憎まれ口をたたきながらも、旦那さんはあっさり離婚に応じてくれました。
離婚後、Kさんは2人で暮らしていた部屋を出て、職場近くの賃貸マンションで暮らすことに。
「あの人私がいくら稼いでたか、全然知らなかったんだろうな」
Kさんは自分の給与明細を見ながら、毎月旦那さんが偉そうに給与明細を渡してくることを思い出していました
Kさんが家計を握っていたので旦那さんは知らなかったのですが、Kさんは資格もちの専門職で、かなりの高収入。実は旦那さんの年収よりも上回っています。
2人の暮らしが成り立っていたのは、Kさんの収入があってこそだったのです。
その後共通の友人から聞いたところによると、Kさんの元旦那さんは離婚後にひとりで暮らしていけず、家賃を滞納した結果、実家に帰っているとのこと。
再婚活に励んでいるらしいのですが、年収とモラハラ気質のせいか、相手がなかなか見つからないというのです。
一方Kさんは自由気ままなシングルライフを満喫し、現在はマンション購入を考えているそうです。
見事に行き先が別れた2人ですが、Kさんはようやくストレスのない生活を取り戻すことができました。悪気なく発言しているのかもしれませんが、養ってくれる彼女が見つかったとしても、旦那さんはモラハラ気質を直さないと再婚は難しいでしょう。
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:齋藤緑子


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