周りの人といい関係を築くためにもマナーって大切ですよね。
ですが、「時には臨機応変にしてほしい!」と思うことも……。今回は筆者の友人の体験談を聞きました。

ルールやマナーに厳しいA先輩

私の勤めている会社は上下関係がしっかりしているところでした。

その中でも、先輩のAさんはとても厳しく、
「どんな状況でもルールやマナーは絶対! イレギュラーは認めない!」という人でした。

絶対守らなければいけない食事会のマナー

その日は部署のメンバーで食事会が開かれました。

会社の食事会ではマナーとして
「上司が手を付けるまで料理に手をつけてはいけない」という暗黙の決まりがあります。もちろん私も知っていたので、先に手をつけることはありません。

そこに「どう? 仕事慣れた?」
と、上司が気さくに話しかけてくれました。

上司から勧められて

上司と話していると、料理が運ばれてきました。
そのとき私にとっての大事件が起こりました。

上司「おいしそうだね、お先にどうぞ。」

これは困りました。上司の勧めを断るのはとても失礼だし、でも私が先に食べるなんて許されません。
「どうしようどうしよう!」と考えていました。

恐る恐る前を見ると……私を恐ろしい顔でニラむA先輩がいました。
「ルールやマナーは絶対! イレギュラーは認めない!」という声が聞こえてきそうでした。

私は上司に「いえいえ、どうぞ先に召し上がってください!」と伝えますが、上司は「遠慮しないで」と差し出してくれます。

「違うんです、遠慮じゃないんです。」そう心の中で思いながら、これ以上断ることができなかった私は
「ありがとうございます! いただきます」と料理を口にしてしまいました。

どうしたらいいの?!

そのあとは怖くてA先輩を見ることができませんでした。

しばらくすると、うしろから肩をぽんとたたかれ、「ちょっと来なさい。」と耳元でA先輩の声がして思わずゾッとしました。
そして店の外に連れ出され、それはもうしっっっかりと叱られました。

もちろん先に手をつけてはいけないのはわかっています、わかっていますが……。
正直「じゃあ、どうしたらいいんだ!」と思ってしまいました。

まとめ

これは確かに「じゃあ、どうしたらいいんだ!」と思ってしまいますよね。
マナーを守るために上司の勧めを断り続けて、上司に不快な思いをさせてしまったらそれこそ本末転倒です。
マナーも大切ですが、ときには臨機応変さも必要だなと感じました。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:橘るい