知人女性のことを「育ちが悪い」と言って見下す姑。
そんなセレブ嗜好の強い姑の次男が、お嬢様と結婚することになりました。
「まさに理想の嫁だわ!」と大ハシャギの姑でしたが、どうやら調子に乗り過ぎてしまったようで……。知人女性から聞いた姑の話をご紹介します。

自称セレブの姑

私の知人女性は、実家の財政難から苦労を重ねながらも、それを乗り越えた素晴らしい女性でした。
彼女は頑張って勉学に励み、公務員となり、お家にも仕送りをしていたのです。
そんな美しい心を持った彼女は、大企業に勤務するエリート男性に見初められ、めでたくゴールインします。

相思相愛の2人でしたが、夫の姑は彼女のことを快く思っていませんでした。
「あなた、高卒なの? オマケに習い事もしてこなかったなんて……。息子の嫁となる人なら、せめてピアノと華道くらい、嗜んでいて欲しかったわ」
そう言って、何かと彼女のことを見下す姑でしたが、知人女性は持ち前の明るさで乗り切っていました。

義弟の花嫁候補

そんなある日、夫の弟が婚約しました。
義弟もまた、税理士として働くエリートで、彼の婚約者は良家出身のお嬢様とのことです。

この話を聞き、大喜びの姑は、家に義弟の婚約者を招待しました。
そこでお茶くみ要員として、知人女性も招かれ、姑は義弟の婚約者を大絶賛し始めます。
「有名私大卒で、オマケにバレエのコンクール受賞歴もあるなんて、素晴らしいわ〜! やっぱり、そういう生まれ育ちの良い方に、お嫁に来て頂きたいわよね〜。長男の嫁なんて、生まれも育ちも悪いのよ〜」

自分を見下す発言に、眉をひそめる知人女性でしたが、それは婚約者も同じでした。
「まぁ、お嫁さんにそんな酷いことを仰るなんて……。私は美味しいお茶とケーキで、おもてなししてくれたお義姉さんは、素晴らしい方だと思いますわ!」
義弟の婚約者も、一緒になって笑ってくれるとばかり思っていた姑は、予想外の反応に面喰います。

行動を慎む姑

この話が、義弟の耳にも届いたのでしょう。案の定、姑は義弟から怒られました。
「婚約者が、あんな人がお義母さんなんて、耐えられる自信が無いと言って来たよ。これから、母さんが行動を慎まないと、俺も母さんとは縁を切るから!」

この言葉を聞いて、姑もさすがに堪えたのでしょう。
それからは、人が変わったようにおとなしくなったといいます。

真のお嬢様である婚約者が見せてくれた、人を見下すことのない「真のエレガンス」。
知人女性も、彼女となら嫁同士、上手くやっていけるハズと確信しています。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:六条京子