巨人・丸佳浩外野手(31)は広島時代の2016年からセ・リーグを“個人5連覇”中だが、日本シリーズの舞台では持ち前の打棒が鳴りを潜める。

 ソフトバンクと激突した21日の第1戦では、2回の第1打席は剛腕エース千賀に159キロ直球を内角低めに突き刺されて見逃し三振。2点を追う4回の第2打席は、制球を乱した千賀が連続四球を出したところで、無死一、二塁の好機にカウント2−0から手を出して遊ゴロ併殺打となり、反撃ムードに水を差した。

 6回2死一塁でも二ゴロに倒れ、千賀にはいいところなく3打数無安打。9回に1本こそ出たが、反撃には遅すぎた。

 試合後の原監督は「まあ、いいところもあったし。まあまあ、こういう状態でスタートを切ったというところですよ。いい材料もあるし、それをつなげていくということですね」と努めて前向きに話すしかなかった。

 日本シリーズの丸はホークス投手陣にやられっぱなしだ。広島時代の2018年は25打数4安打の打率・160と封じ込まれ、チームは1勝4敗1分で敗退。昨年も13打数1安打1打点で打率・077と雪辱ならず、スイープ負けの一因となって「逆シリーズ男」の汚名を頂戴した。

 リーグ優勝時の会見では「誰よりも日本一に飢えている」と語っていたが、三度目の正直でバットから快音は響くのか。(片岡将)