ソフトバンクが史上初のセ・パ交流戦3連覇を決めた。勝った方が交流戦最高勝率となる一戦(18日=マツダ)で、広島に7−4で勝利。広島と勝率で並んだが、直接対決で2勝1敗と勝ち越したため、13回目を迎える交流戦で実に7度目の“優勝”となり無類の強さを誇っている。

 今年は和田、武田の左右の先発の軸を故障で欠いて交流戦に突入。さらに内川が首痛、デスパイネが右太もも裏肉離れで離脱した。就任3年目で交流戦はすべて制している工藤監督は「苦しい戦いだったが、強い気持ちを出して戦ってくれた」と選手をたたえた。

 2015年以降の交流戦はホーム&ビジターを2年がかりで行うため「優勝」の呼称をやめ、両リーグが合計勝利数を争う方式に変更された。最高勝率チームに賞金500万円が贈られる他、勝ち越しリーグの6球団に勝率順に1000万円、500万円、400万円、300万円、200万円、100万円が分配されることに。

 今年もパ・リーグが、18日現在55勝51敗1分。1試合を残して8年連続の勝ち越しを決めた。

 「よく『どこが違うのか?』と聞かれるけど、何でだろうね。以前はダルビッシュ(現レンジャーズ)やマー君(田中=現ヤンキース)がいて、どこのチームにも力強い球を投げる先発投手が3人はいたが、今はそんな感じはしないし…」

 こう首をかしげるのは、ソフトバンク・立花打撃コーチだ。

 確かに以前は日本ハムにダルビッシュ。楽天に岩隈(現マリナーズ)、田中。ソフトバンクに和田、杉内(現巨人)。セが手も足も出せないような投手がそろっていたが、その頃に比べると、パのレベルは下がっているようにも見える。

 達川ヘッドコーチは「ドラフトでいい選手を獲ってきているのもあるし、パはいい投手が多いから、なんとか攻略しなければいけないと打者のレベルも高くなっている」と指摘。実際、楽天、西武がセでは無敵の巨人・菅野をKOするなど、パの打者の方がバットが振れている。

 もっとも、「今年はちょうど巨人の調子が悪いときに交流戦が始まった。(最後まで最高勝率を争った)広島は相当強いぞ」(達川ヘッド)。

 セ球団で唯一最高勝率をマークしたことがある巨人(2012年と14年の2度)の不振が、リーグの負け越しの元凶というわけだ。