全国のスーパー銭湯の大広間をお客さんでいっぱいにする、ムード歌謡グループ「純烈」。そのリーダーでプロデュースも担当する酒井一圭さんが、悩める淑女に寄り添います!?(撮影=水野昭子 イラスト=風間勇人)

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《 お悩み 》

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「悩む娘にどう手を差し伸べるべきか」 p.p1 {margin: 0.0px 0.0px 12.0px 0.0px; font: 13.0px 'Hiragino Mincho ProN'} span.s1 {font-kerning: none} 東京で暮らしている娘は、スタイリストの会社で働いています。先日会社から電話があり、娘が1ヵ月も出勤しておらず、「体調が悪くて電車に乗れない」と話したと聞き、驚きました。私に言ってこないことから、親に心配をかけまいとする意地も感じます。以前、娘は「地獄を経験して這い上がらないと一人前になれない」と言っていました。親として何をすべきでしょうか? p.p1 {margin: 0.0px 0.0px 12.0px 0.0px; font: 13.0px 'Hiragino Mincho ProN'} span.s1 {font-kerning: none} (57歳・パート)

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《 酒井さんの解答 》

家族の繋がりがあれば大丈夫

常識的には、娘さんはただちに実家に戻るべきだと思います。が、見守る家族の負担は増えますし、さまざまな思いもあるでしょう。

私が今回の相談で実はひと安心しちゃったのは、「親に心配をかけまいとする意地も感じます」というこの一文。この家族の繫がりがあれば、大丈夫です。タオルはセコンドにいるお母さんがちゃんと握っておられます。

娘さんには思う存分闘ってもらって、「これがもう限界だな」と感じたら試合終了のタオルを投げてあげればいい。スタイリストとして独り立ちできるかは、本人の意志、体調、モノになるための戦略が大切な要素となります。

娘さんはおそらくモノにならないでしょう。これは誰に対しても私が申し上げることです。この世界は、表も裏も“そこまでやる必要がある人間”だけが、否が応でも地獄も天国も味わうことになり生き残る世界。一握りどころか一摘みです。

そして人の世ですから、人が人を引き上げるんですね。そのことをどれだけ自身に深く浸透させることができるか。さまざまな経験から多様な気づきを得て、成長し、信頼を得続けることが何より肝心です。

また、「独り立ちできるようになる」ということは、同時に「誰かを引き上げることができる」ということ。そうせねば独り立ちできたとは言えません。人が人を創る。この難題に、厳しさにチャレンジしていることに、きっとまだ娘さんは無自覚です。

それでいい。選ばれる人は選ばれますから、スタイリストの神様に。大丈夫! 頑張る娘さん、頑張るお母さん、どちらに転んでも幸せでしょ! さらなる幸運を祈ってますよ!