日本の草花を四季に応じて紹介する『日本の花を愛おしむ 令和の四季の楽しみ方』(著:田中修 絵:朝生ゆりこ 中央公論新社刊)から、いまの季節を彩る身近な植物を取り上げ、楽しく解説します。今回のテーマは「【凌霄花】」です。

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英語名は「トランペット・フラワー」

「ノウゼンカズラ」という名前から、この植物はめずらしい花木のような印象がもたれますが、家の庭などで多く栽培されています。

名前にある「カズラ」は、「ツル」を意味する語句であり、この植物がツル性の植物であることを示しています。「カズラ」は、ヘクソカズラやフウセンカズラ、ビンボウカズラ(別名はヤブガラシ)などの、ツルで伸びる植物の名前につけられています。

この植物は、木の幹や壁などを覆いつくすように成長し、繁殖力が旺盛です。夏にオレンジ色の大きな花を咲かせる植物です。花は、直径7〜8センチメートルで、長さも5センチメートルを超えるロウト形です。その花の形から、この植物は、英語名で「トランペット・フラワー」といわれます。