ジェーン・スーさんが『婦人公論』に連載中のエッセイを配信。今回は、年とともに大怪我の元になる「孤独」について。(文=ジェーン・スー イラスト=川原瑞丸)

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いまも変わらぬ付き合いを続けてくれる友人たち

私は人付き合いが得意なほうではない。仕事なら頑張るが、プライベートでは決まった友達としか会わないし、顔馴染みの集まりでも大人数だと途端に腰が重くなる。

いまも変わらぬ付き合いを続けてくれる友人は、高校や大学のサークルで知り合った人が多い。私の財産だと胸を張って言える。

一方、縁が切れてしまった人もたくさんいる。「ずっとずっと仲良しだね」と誓った小学校時代の親友。毎日のようにつるんでいた大学時代の同級生。理由はさまざまだが、それぞれの環境が変わったことが最も大きい。環境の変化に耐えうるだけの友情もあるが、盤石と信じている友情だって、これから先はどうなるかわからない。

同世代の男友達に、鬱を患ってからアルコールに頼るようになってしまった人がいる。もともと人付き合いが苦手なほうで、私が知る限り、彼が現在でも連絡をとっているのは私ともうひとりだけ。月に一度は連絡し、健康状態を聞いたり、通院を促したり、会って話を聞いたりする。できる限り続けるつもりだが、役に立っているのかはわからない。