生活環境の向上や、医療技術の進化などに伴い、「人生100年時代」と当然のように言われるようになりました。しかし、私たちの生活もそれに適応して変わったかと聞かれれば疑問に感じる方も多いのでは? 全国から老後についての相談が殺到する老後問題解決コンサルタント・横手彰太さんによると、年齢に応じて生じる介護や病気などについて予め知識を深め、前もって準備をしておくことが何より大事と言います。

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人生後半50年であなたに何が起こるのか

「定年60歳、人生80年」の常識はもう時代遅れです。新常識は「定年70歳、人生100年の人も珍しくない」、いや、「働けるまで働く、人生100年は当たり前」が真実かもしれません。

それに伴い、「人生の後半戦」という概念も大きく変わりました。「40歳が人生の折り返し地点」と長らく語られてきましたが、人生後半は今や、50歳以上ととらえていいでしょう。しかも人生100年とすれば、50年間もあります。この長丁場を生き抜くのは、ちょっとやそっとのことでは難しいかもしれません。

そしてこの人生後半50年で、どんなことが起きると思いますか? 例えば次のようなことが起きる可能性は、大いにあります。私の主観というよりも、政府や大手企業によるデータをはじめ、各種研究や文献、何百人もの高齢者とお会いした中で、極力客観的かつ科学的に導いた現実です。

【56歳】熟年離婚予備群に仲間入り
【60歳】年収は半分。仕事は新人レベルに逆戻り
【62歳】銀行の勧めで財産が「半凍結」状態に
【65歳】年金をもらうタイミングを間違え損をする
【66歳】がんの発症率、一気に増加
【70歳】医療費急増。資産が10年で枯渇
【77歳】家を失い、子ども夫婦とうまく暮らせず
【82歳】認知症でまさかの資産凍結
【90歳】入院、そしてそのまま寝たきり

知りたくないであろう現実かもしれません。でも予め起こりうるということを知っておかないと後々大きく困ることになる問題ばかりとも言えます。