2021年11月14日、福岡県の福岡国際センターで大相撲11月場所が開幕しました。コロナの影響で2年ぶりの博多の開催となり、白鵬引退後、横綱照ノ富士連覇に期待が高まります。『婦人公論』愛読者で相撲をこよなく愛する「しろぼしマーサ」が今場所もテレビ観戦記を綴ります

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協会ご挨拶に千代の富士を思い出す

大相撲11月場所が福岡国際センターで始まった。コロナ禍のため九州での開催は2年ぶり。初日の朝から期待が沸いていたが…。

十両の取組途中での八角理事長による協会ご挨拶の時、連覇を狙う横綱・照ノ富士の気迫を抑えた佇まいと大関・貴景勝のやる気のある厳しい顔が目立っていた。協会ご挨拶の力士の姿は大切である。昔の話になるが、初日に大相撲を見に行った時、横綱・千代の富士が協会ご挨拶の時に、自分だけが別世界にいるような強烈な集中力オーラを全身にみなぎらせていた時があり、案の定、その場所は全勝優勝を果たした。

そんなことを思い出していたら、幕内の取組が始まった。その後、勝つ人は勝ち、負ける人は負けるという、良くない初日の代表のような淡々とした相撲が続いた。これを午後6時まで見せられては悲しすぎる、月曜日から仕事の人は勤労意欲がなくなる、と思った。

すると正面解説の北の富士さんと向正面解説の舞の海さんが、盛り上がらない勝負に、合同稽古に出ないなどの苦言を言い出したので救われた。解説者の発言で盛り上がるのも、テレビ観戦の醍醐味だ。