女性ホルモンの変化を受けて、心身の不調に悩まされがちな40歳以降の女性。その意味で「閉経は女性ホルモンの働きが休止する、女性にとっての一大事」と主張するのが「日本更年期と加齢のヘルスケア学会」理事を務める吉形玲美・産婦人科専門医です。「心や体の不調に悩まされる前に、まずは更年期症状が起こる理由や原因について知ってほしい」とのことですが――。

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すべては自律神経の乱れから

自律神経とは、自分の意思に関係なく、体の機能を調整するために常に働き続ける神経のことです。

自律神経は心身の状態を活発にする交感神経、心身を休ませる副交感神経からなり、これら2つの神経がバランスを取りながら全身の機能を保持します。

おもに血管、筋肉、腸、汗腺などに作用する自律神経は、そのバランスが少しでも乱れると血圧や心拍に悪影響を及ぼしたり、体温調節がうまくいかなくなったりします。