年の近い友人は、生まれ育った時代が同じだけに共有できる物事が多いもの。一方「世代の違う友との交流は思わぬ発見をもたらしてくれる」と話を聞いた女性たちは明かします。たとえば71歳の順子さんには83歳の、50歳の静香さんには64歳の「年の差がある友人」がおり、その年齢差がプラスに働いているそうで――。

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<前編よりつづく>

老いと向き合う姿を間近で感じて

一方で、「年長の友人の好奇心や経験値、そしてブレない心が人生の指針になっている」と話すのは、山梨県甲府市でアロマセラピーサロンを営む順子さん(71歳)だ。

順子さんが道代さん(83歳)と出会ったのは10年以上前、仕事関連のセミナーだった。

「知人に紹介されて行った集まりでしたが、そのときは言葉を交わす機会もありませんでした。後日、別の集まりに行った帰りの電車で、『先日のセミナーにいらしていませんでしたか? お話ししてみたいと思っていたの』と道代さんに声をかけられたのです。彼女は一見、お堅そうな感じで、どちらかというと話しかけにくいタイプ。でも話してみたら、気さくで面白い人でした」

家が近いこともわかり、ときどき電話で話したり、ランチに出かけたりするようになった。

「話題は他愛のないことですが、たとえば道代さんは植物を育てるのが好きで、アロエベラから化粧水を手作りしている。私も教えてもらって作ってみました。あとは、フラダンスの話。彼女は先生になれるほどの実力もある。自分の知らない世界の話を聞くのは楽しいですね」