放送作家・コラムニストとして、数多くの著名人にインタビューし、コメンテーターとして活躍している山田美保子さん。小さいころは引っ込み思案で話すことも苦手だったそう。そんな山田さんを変えたのは何だったのか。さまざまな出会いや、出会った人のアドバイスを通じて、今の自分があるという山田さんが、自分が楽になるコミュニケーション術を紹介する新連載。第19回は「井戸田潤さんのこと」です。

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井戸田さんの一言に助けられてきた

「美保子さんは、長年、ギョーカイを渡り歩いて来た人だから…」

今年1月、YouTube『スピードワゴンのトレンドワゴン』のゲストに呼んでいただいたときのこと。小沢一敬さんが私の自由気ままな言動に呆れ、厳しくツッコんだ際、相方の井戸田潤さんがこう言ってフォローをしてくれました。

詳しい文言は失念してしまいましたが、小沢さんが私にツッコんだ理由は、今年のトレンドにまつわるクイズの途中、正解を出せなかったときの私の言い訳が酷かったからだと記憶しています。

冒頭の井戸田さんの言葉は本当にこれだけで、前後に説明がついていたわけではありません。ただ、私が長年、いわゆる“ギョーカイ”で様々な仕事をしてきたことを知ってくれていて、きっと山あり谷ありだったろうし、曲がりくねった道もあったと思うけれど、40年以上、がんばっている人……と褒めてくれたのだと、いいように捉えました。

バラエティ専門放送作家をしつつ、番組にも出演しているので、親しくしている芸人さんは多数います。なかでも、メ〜テレ(名古屋テレビ放送)の『ドデスカ!』という朝ワイドで、通算5年以上共演している井戸田さんとは、プライベートで食事に行くこともありました。

でもそれよりは、冒頭のYouTube同様、本番中、井戸田さんから発せられた短い一言に私はずいぶん助けられてきたように思います。