いつも笑顔で潑剌とした印象の中村メイコさんも、御年88歳。3年前に骨折してからは、体力の衰えを感じることがあると言います。そこで、高齢者を中心に診る病院で診療にあたる傍ら、医療にまつわる小説を数多く執筆している作家の南杏子さんに、「元気で長生き」を叶えるための心がけについて聞きました(構成=内山靖子 撮影=山田英博)

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<前編よりつづく>

体重が減ったり、声が小さくなったら要注意

中村 実は私、健康診断が嫌いで、若いときから、定期的に受ける習慣がないんですよ。どこも悪いと感じていないのにわざわざ健康診断に行って、「ここの数値が悪い」って言われると、かえって病気になりそうで。

南 長生きする方は、意外に病院嫌いが多い印象です。ただ、医者の立場から申し上げれば、やはり1年に1回は受けていただきたいですね。乳がんや子宮がんなどの婦人科系の病気や、日本人の死因の上位を占める大腸がんや肺がんも、検診でいち早く見つかれば、治癒率が上がります。大きな治療が必要になる前に、ぜひ健康診断や検診で見つけてほしいですね。

中村 私はこれまで一度も大病をしたことがなく、両親も80代まで元気だったので、自分も「ケセラセラ」で自然に任せていけばいいと思っているんです。「健康のために」と、みなさんがあれこれ飲んでいるサプリメントにもまったく興味がないし、今、飲んでいるお薬も1種類だけ。

南 何のお薬を飲んでいらっしゃるんですか?

中村 1年ほど前から、肌が乾燥して痒みを感じるようになったので、皮膚科で処方していただいた薬を飲んでいます。