舞鶴若狭自動車道が全線開通から3年を迎え、福井県嶺南地域に経済波及効果をもたらしている。小浜インターチェンジ(IC)―敦賀ジャンクション(JCT)を3年目に行き来した1日当たりの平均交通量は、1年目を400台(約6%)上回る6900台。嶺南地域の年間入り込み客数も順調に推移しており、開通前より約148万人増の約881万人となった。西川一誠知事が25日の定例会見で明らかにした。

 舞若道は2014年7月20日、小浜IC―敦賀JCTが開通し、全線がつながった。

 1日当たりの平均交通量は開通1年目の14年8月〜15年5月が6500台。2年目は6800台、3年目は6900台と右肩上がりで増加している。敦賀市の気比神宮や、美浜町と若狭町にまたがるレインボーラインなど嶺南地域の年間入り込み客数は開通前は約733万人だったが、3年目は900万人に迫った。

 企業誘致にも効果をもたらした。県高規格道路推進課によると、全線開通後の3年間で日本電産テクノモータ(小浜市)、福井和郷(高浜町)など25社が新規立地した。西川知事は「沿線地域の雇用拡大が図られ、約1100人の新規雇用につながった」と産業面での効果を強調した。

 また、若狭湾エリアの地域構想を盛り込んだ新たな「高速交通開通アクション・プログラム」を本年度末までにまとめるとした上で「7月8日には永平寺大野道路が全線開通し、県内が1本の高速道路でつながった。県内外の交流人口が図られるよう、一層取り組んでいく」と述べた。

 舞若道の4車線化に関しては、「2車線ではちょっとした事故でも通行止めになり、冬には雪が降るので課題が多い」と強調。高速増殖炉原型炉もんじゅ(敦賀市)の廃炉に伴う地域振興策として、国に実現を強く求めていく考えをあらためて示した。