福井県坂井市の称念寺観光おもてなし実行委員会は、同寺とゆかりの深い明智光秀のオリジナルマスクとケースを製作した。住職による祈とうが7月11日、本堂で営まれ、境内の土産物店と丸岡城横の一筆啓上茶屋で販売が始まった。医術の心得があったと伝わる光秀にあやかり、実行委は「新型コロナウイルスに負けず、使う方の元気な再出発を願って」としている。また、境内では明智家の家紋でもあるキキョウの花が紫に色づき、参拝者を楽しませている。

 洗える絹マスクを開発した浴衣帯製造・販売の小杉織物(坂井市丸岡町猪爪)が製作した。マスクは吸湿性や通気性、保湿性に優れており、銀イオンを織り込むことで抗菌効果も期待される。表に光秀が使用した桔梗紋、裏に「称念寺」「明智光秀」の文字があしらわれ、厄よけと再生を象徴するうろこ柄が施されている。

 マスクケースには「黒髪物語」「明智光秀」の文字が織り込まれ、銀イオンにより清潔な状態でマスクを保管できる。眼鏡や数珠入れ、ふくさなど用途は多様。色は4種類ある。

 この日は実行委のメンバーら関係者30人が参加。高尾察誠(さつじょう)住職が読経する中、一人一人が焼香した。6月末に再開したNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」の撮影が無事に終了することも祈願した。

 マスクは1800円(税別)、ケースは2700円(同)。東京都品川区の戸越銀座にある坂井市のアンテナショップでも販売する予定。また、近くふるさと納税の返礼品としても取り扱いを始める。