最近注目されている朝食が美味しい宿&ホテル。なぜ今、朝食が美味しい宿&ホテルが注目されているのでしょうか?今回はその理由に迫りながら、福岡・九州でもすごくたくさんある中から、私が「地元名物料理が楽しめる」「リゾート感満載」など、「旅を彩る」に特化した理由でセレクトしました。朝食食べない派の人もチェックしてみて!

■ なぜ人気?! 朝食が美味しい宿&ホテル

今、なぜこんなに「朝食が美味しい宿&ホテル」が注目されているのか、考えてみました。

・ 泊食分離が進み「朝食」はさらに強力なアピールポイントに

まず、第一に多くの宿や宿泊予約サイトが「朝食の美味しさ」を評価のポイントに入れて、宿の魅力として打ち出していること。

「部屋」や「設備」では差別化しにくい点も多いですが、食事は宿の特色をアピールできる大きなポイントになります。

加えて、一泊二食が基本だった旅館タイプの宿において、ここ十数年で「泊食分離」がすすみ、「朝食のみ」「素泊まり」というプランも通常になった背景もあります (ホテルは以前からありましたね)。

※泊食分離…宿泊者が宿泊施設に泊まる際、宿泊施設で食事せず、近隣の飲食店を利用することをいう

・ 地元名物を楽しむことができる朝食が続々

第二に、朝食がご当地グルメを味わえる絶好の機会になっていることが挙げられます。夕食を宿や宿泊エリアで食べない場合、せっかくの地元の名物を「朝食」で楽しんだという人も実は多いのではないでしょうか。

豪華なビュッフェスタイルはコロナ禍で一時急激に減少し、セットメニューに様変わりしましたが、手袋をして取り分けるなど感染対策を行って、徐々に復活しているところです。

・ ビジネスホテルの朝食進化がリピーターを作る

第三に、ビジネスホテルの朝食の進化です。「(宿泊費に含まれていて)シンプルに美味しい」というコスパがいいホテルや、「高級ホテル並に充実のビュッフェ」など多様に特色を出しています。

出張先での朝食はパワーの源で、楽しみにしているビジネスパーソンも多く、リピートにつながる場合も多いのです。

いろいろ理屈を並べてきましたが、旅行にしろ、出張にしろ、旅先での非日常で食べる食事は、格別に美味しいもの。豊かな自然の中で採れる新鮮な食材が揃う福岡・九州はなおさら美味しい!と感じます。

ということで、私の大好きな福岡・九州の「朝食が美味しい宿&ホテル」5選を紹介します。

■ 私が大好きな福岡・九州の「朝食が美味しい宿&ホテル5選」

豪華でボリュームたっぷり、地元の名物グルメが味わえる、忘れられない一品がある…。セレクトしたポイントと、朝に楽しみたい過ごし方をあわせて、私のおすすめの朝食5選を紹介します。

1. 豪華朝食ビュッフェの王道!鹿児島名物も満載「SHIROYAMA HOTEL kagoshima(城山ホテル鹿児島)」

数々の宿泊サイトや口コミサイトで「朝食の美味しい宿」として受賞している、まさに地元の旬の食材を一挙に味わえる豪華ビュッフェ。ズラリと並んだメニューの迫力に圧倒されないよう、まずは一通り何を食べたいかみてまわってから、セレクトに入りましょう。

6月に食べた際には、鹿児島産の真鯛をたっぷりと盛り、その出汁によるスープをかけていただく「真鯛潮茶漬(まだいうしおちゃづけ)」がとても美味しかった!

全国1位の鰹節の生産量を誇る鹿児島県の中でも、高品質の枕崎産の削りたてのかつお節で、卵かけをする「鰹節卵かけご飯」、そして朝カレーとご飯ものが絶品でした(私が無類の炭水化物好きだからではありません)。

器等、写真と異なる場合がございます

その他にも、桜島大根のポタージュのまろやかさ、揚げたてのさつま揚げ、とろりと甘い鹿児島の醤油を割り下に使った牛すき、きびなごなど鹿児島の旬がギュッとつまった朝食です。

器等、写真と異なる場合がございます

朝はコレしよう!
桜島と鹿児島市街地を一望できる絶景の「展望露天温泉 さつま乃湯」には、早朝にぜひ。地下1000mから湧き出る温泉は肌もつるつるになる美人の湯!食欲も湧いてきます。

【SHIROYAMA HOTEL kagoshima (城山ホテル鹿児島)】
■住: 鹿児島県鹿児島市新照院町41-1
■TEL:0570-07-4680

2. ラグジュアリーな眺めとともに味わうエッグベネディクト「ガーデンテラス長崎 ホテル&リゾート」

 
長崎市・稲佐山の中腹にたつモダンラグジュアリーホテルは、全室長崎港を眺めるオーシャンビューで世界三大夜景を堪能でき、各室46平方m以上と格段に広く、リゾート感を満喫できます。

加えてここは、創作和食と天ぷら、鮨、創作料理、鉄板焼と4つのレストランが個性を競いあう美食の宿。宿泊した夜にレストラン「フォレスト」で食べたディナーが長崎の旬の食材を使い、とても美味しかったことを鮮明に思い出します。

レストラン「フォレスト」でいただいたディナーでの一品は目にも鮮やか

朝食は「和食」「洋食」「エッグベネディクト」「朝粥定食(新館のみ)」の4種類のセットメニューから選べます。私は迷わず「エッグベネディクト」をオーダー!

ハワイのリゾートで美味しいエッグベネディクトに出会って以来、とろりとした卵の食感のとりこに。「リゾートの朝食にはエッグベネディクト」とあれば注文しています。ここのエッグベネディクトも絶品でした。

その他にも長崎びわジュースなどのドリンク、手作りのジャム、季節のフルーツなど無料で追加できるアラカルトもあります。現在は「長崎三昧」というアップグレードされたコースもあるそうです。


長崎牛などが入った「長崎三昧」の朝食

朝はコレしよう!
長崎港を眺めながらの散歩を楽しんで、部屋ではオーシャンビューの部屋でゆったりお風呂に入るという時間を。

【ガーデンテラス長崎 ホテル&リゾート】
■住: 長崎県長崎市秋月町2-3
■TEL: 095-864-7777 (代表)

3. 福岡ご当地グルメを詰め込んだ選べるメインと贅沢ビュッフェ「ホテルトラッド博多」

福岡市の繁華街、博多駅と天神の中間点「住吉エリア」にあり、喧騒を離れて落ち着いたステイができるホテルトラッド博多。

ここでの朝食はメイン3種に軽食ビュッフェが楽しめるシステムで、これでもかというほど、福岡・九州の旬の食材を使ったご当地グルメが満載です。

メインは特製の水炊きにがめ煮も楽しめる「博多御膳」、わっぱ風のお弁当箱に長崎の角煮なども入った「九州ご当地弁当」、できたてのオムレツやパイシチューがセットになった「洋風プレート」と好みにあわせて選ぶことができますが、これだけでお腹いっぱいになってしまうので要注意!

博多御膳

九州ご当地弁当

洋風プレート

軽食ビュッフェには博多うどんや新鮮野菜のサラダ、そして子どもも楽しめる朝カレーなど和洋中揃っていますが、週末の土日祝日には、さらに豪華版が登場。

7月8月の週末は「真夏の清涼料理&ひんやりスイーツフェア」と銘打って、「梅素麺/鱧の湯引き」「鰹のたたき」などにスイーツが楽しめます。ビュッフェのみ(1,210円)でも利用できるのも嬉しいですね。
 
朝はコレしよう!
このホテルでは100種以上の植物が一年中咲き誇るイングリッシュ・ガーデンがあります。じっくり植物を愛でながらゆったりするもよし、もうちょっと歩きたい人は近くの住吉神社へ足を伸ばしましょう。

【ホテルトラッド博多】
■住: 福岡市博多区住吉3-12-1
■TEL: 092-710-7675

4. チキン南蛮に冷汁…地元農家からの食材を朝食で「宮崎観光ホテル」

宮崎市・大淀川沿いにたたずむ創業1954年の老舗ホテル。地産地活ビュッフェレストラン「一木一草」では、地元農家さんが大切に育んだ宮崎産の食材にこだわった料理の数々が並びます。

宮崎も名物郷土料理が豊富なところ。チキン南蛮に冷汁など食べたいものを並べていくと、大変な盛り皿になってしまいます。

チキン南蛮

冷汁

一木冷汁

ここでは食べ方がしっかりと掲示されているので、名物メニューを美味しくいただけますね。暑い夏にぴったりの冷汁を朝から満喫できて嬉しい!

ジュースやデザートも豊富に揃っています。ゆったり時間を持って楽しみましょう。

朝はコレしよう!
朝日を浴びながら、大淀川河畔をのんびり散策すると、南国・宮崎を体感できます。天然温泉「たまゆらの湯」の入浴も楽しんで!

【宮崎観光ホテル】
■住: 宮崎県宮崎市松山1-1-1
■TEL: 0985-27-1212

5. 卵料理メニューとフレンチトーストが絶品「ホテルオークラ福岡」

福岡市の中洲川端駅に直結し、川端通商店街や櫛田神社など博多旧市街のエントランス的なロケーションに立つホテルオークラ福岡。私はメインダイニングの「カメリア」で朝食をいただきました。

まずは和食か洋食を選択でき、私は洋食をセレクト。ジュース、メインの卵料理、コーヒーか紅茶を選びます。サラダ (自家製ドレッシングが美味しいのです) やアペタイザー、ホテルメイドのペイストリー、チーズ、ヨーグルトやデザートはビュッフェ形式で好きなだけいただけます。

メインの卵料理はオムレツなど数々あるのですが、カメリアスペシャルの「博多オムレツ」をオーダー。おぼろ昆布が入った深い味わいで、明太子やゴマのプチプチした食感もユニークです。


ここではぜひホテルオークラ福岡特製の「フレンチトースト」を味わってほしいところ。丸一日漬け込んだ厚切のトーストを低温でじっくり焼き上げ、ふっくらふんわり!幸福感にあふれます (単品1,100円)。

朝はコレしよう!
ホテルの横を流れ、博多湾へとつながる博多川沿いには柳がそよぐ遊歩道があります。鏡天満宮などもあるので、ゆっくり散策しましょう。

【ホテルオークラ福岡】
■住: 福岡市博多区下川端町3-2
■TEL: 092-262-1111 (代表)

■ これからの旅とグルメ

名だたる観光名所がなくても地域特有の自然や文化をみていくと「日本全国宝の山」、つまりどの地域も魅力があると思っています。なかでも食文化、ご当地ならではのグルメは、最強のコンテンツ。地域でとれた食材を名物メニューは、旅先でぜひ味わいたいものです。
 
宿でも飲食店で、地元の食材やグルメを打ち出し、教えてくれる店舗が多い地域が、よりファンを増やしていくのではないでしょうか。

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著者:帆足 千恵 ( 編集者)