一見なんてことないバス停とそのまわりも、視点を変えれば観光資源。そんな思いで福岡市のバス停を取り上げ、ご紹介する本企画。連載19回目は、「野方遺跡入口(のかたいせきいりぐち)」バス停をご紹介します。

みなさん、バスに乗られていますか?
運賃は、どうやって支払われていますか?

昨今は定期券類もICカードとなり、SuicaやIcocaなど全国のICカードでも払えるようになっているので、「ピッ」とする方が多いと思いますが、

福岡は、中乗り前降りの「後払い」方式なので、現金や紙式の乗車券を使うときに、バスの真ん中の入口で整理券を取ります。


西鉄バスでは中央の扉付近に設定されている整理券発券機

他の地域では、前乗り(運転士さんのすぐ傍から乗る)方式のところもあり、その場合は乗車するときに運賃を払ってしまうので、整理券はありません。


中央扉には「入口」、前方扉には「出口」と小さく表示されています

福岡でも十数年ほど前、市内の主要観光地を循環する「ぐり〜ん」というバスが走った時は、前乗り後降り(先払い)でした。


「入口」「出口」の表示は先ほどと逆に

さて、昔に比べて手にする機会が減った、整理券。
西鉄バスの福岡市内路線は、写真のような運賃表を採用しています。4かける4で16枠の運賃表が、2画面あって、1番から32番まで。

全ての路線が1番から始まるわけではなく、3番から始まったり、20番から始まったりいろいろなパターンがあります。

そんな中で、ひときわ目を引く状態が、こちら。

32番から始まります。

野方遺跡入口から「206」系統の天神方面に乗車すると、このように32番の整理券が入手できます。運賃と一緒に支払うのが惜しくなりますが、そこはぐっと我慢して、でも記念に車内で撮影をします。


206番は天神方面へ向かいます

長距離路線では、小さな番号からスタートして32番に達することもありますが、ここはなぜか32番から。

「もしかして、ひとつずつ番号が減っていく方式かな?じゃあ次は31番?」と思いきや、野方遺跡入口からいくつかバス停を過ぎて、西陵高校前からの整理券番号は、

1番です(笑)。

32番より大きな番号の整理券をもらえるバス停も福岡市内にあります。全ての番号のコンプリートを目指してみてください。

【基本情報】
バス停名:野方遺跡入口(のかたいせきいりぐち)
・住所:〒819-0043 福岡県福岡市西区野方6丁目32
・天神からの行き方一例:
⇨「天神北(3:フタタ前) (那の津方面)」から都市高504番 生松台方面経由 野方ゆきに乗車、約26分、490円
⇨「天神警固神社・三越前 (六本松方面)」から 普通206番 宮の前団地経由 西陵高・野方ゆきに乗車、約47分、490円

著者:沖浜貴彦 (バス路線探検家)