いま、福岡は空前のアジフライブームが到来しています。アジフライ専門店が群雄割拠、さらにはアジフライ専用自販機まで登場!そんな福岡のアジフライ事情にきむ兄が迫ります。

ついにここまで来た!自販機でアジフライが買える時代に


明太子にもつ鍋、豚骨ラーメンにゴマサバ、さらには水炊きなど、福岡には多くの美味しいグルメが存在します。今回は福岡に移住して明らかに食べる機会が増えた食べ物についてきむ兄が考察していきます。

まずはこちらの写真をご覧ください。

こちらは福岡市営地下鉄の薬院駅に設置された自動販売機です。なんと、アジフライの自動販売機。

これは福岡市中央区長浜に本社がある水産会社「三陽」が2022年7月に設置したものです。設置されてすぐに地元のテレビで話題になりました。

「アジフライの聖地」からやってきたアジフライたち


福岡では「アジフライ」が新しい名物料理の仲間入りを果たそうとしているんです!

でも、おそらく東京の皆さんはこう思うでしょう。「言うても、アジフライでしょ?」と。とんでもない!福岡で食べることができるアジフライはとっても美味しいんです!

しかし、ここである疑問が生まれました。福岡の友人たちに聞くと、「アジフライが広まったのはここ最近だ」というのです。ゴマサバのように昔からアジフライを食べていたわけではないようです。

やはり「福岡×アジフライ」は新しい食文化のようです。ということは、この文化は元々福岡に住んでいる人と同じ感覚で楽しめる。ちょっと福岡人に近づいた感覚が個人的にうれしいですね。

ではどのようにして、福岡にアジフライが広まっていったのか。調べてみると、長崎県のある自治体のPR戦略がきっかけになっていることがわかりました。

長崎県の北部にある松浦市は、アジの水揚げ量(西日本魚市統計)が日本一。新鮮なアジをお刺身として食べていましたが、市長が「お刺身で美味しいアジを、アジフライにして提供してみてはどうか」と提案、自治体を挙げてアジフライのPRを始めました。数年のPRが功を奏してか、2020年には「アジフライの聖地」を商標登録するまでに発展しました。

なるほど。だから福岡の繁華街・天神の立ち飲み屋でも「聖地・松浦産のアジフライ」が看板メニューとして君臨しているのですね。


福岡市の繁華街・天神にある立ち飲み居酒屋にも


すっかり定着しているアジフライ(4枚400円です)

福岡でのアジフライブームを象徴するかのようにアジフライの専門店も登場しています。

博多駅から徒歩7分ほどの場所にある「アジフライセンターおむこさん」。ある土曜日のランチで行ってきたのですが、13時を過ぎても行列ができていました。食券を買って並んでいたら、私より10分ほど遅れてきた人が店員さんに「きょうの分は売り切れです。ごめんなさい」と断られていました。

こちらが「アジフライセンターおむこさん」のランチ。

シンプルに「あ、アジフライってこんなに美味しいのか」と思いました。そりゃあそうですよね。刺身で食べられるアジとアジフライ専門で揚げる料理人の組み合わせなんだから、まさに究極のアジフライといっても過言ではないのです。

東京の飲食店と違うなと思ったのはアジフライの形です。東京のアジフライは開きのものが多いですが、このお店は開きにしたものをカットしていて、食べやすいよう工夫されています。

さらに調べてみると、アジフライを名物にしているお店がほかにもありました。

あじフライ食堂かば

福岡市城南区別府(べっぷではなく「べふ」と呼びます。念のため)にある「あじフライ食堂かば」。こちらは2021年4月にオープン、行ってみたいお店ですね。

三陽食堂

アジフライの自動販売機を作った会社も「三陽食堂」というアジフライ定食のお店を出してます。

ますますアジフライが福岡に広がっていくに違いありません!

東京にもあったよ!アジフライの専門店


「福岡ばっかりずるいぞ!東京でそういうアジフライを食べられるお店はないの?」という声が聞こえてきそうです。

がしかし、東京にいた頃にはアジフライのことなど考えたこともありません。スーパーのお惣菜コーナーにあったとしても、おそらくメンチカツやコロッケのほうに手を伸ばしていたはず。全国的に見ても「ただのおかず」程度の認識でしょう。

というわけで、ちょっと調べてみました。すると、、、ありましたよ。

トーキョーアジフライ

何というオシャレなお店、「トーキョーアジフライ」!「トーキョー」という言葉がつくだけで「アジフライ」が一気に崇高なものに見えてくるから不思議です。しかも、東京都千代田区九段南という東京のど真ん中にあるのもオシャレ感がマシマシになっています。

しかも使用している鰺の主な産地は「長崎県産」なので、福岡と同じクオリティの鰺フライ定食をいただけるはず。「ほほぅ。福岡で美味しいと言われているアジフライ、ちょっとたべてみようじゃないの」と思った人は、こちらに足を運んでみるのも良いと思いますよ。

まとめ


福岡の人たちの食に関するアンテナは、かなり高いということを再認識しました。ここ1〜2年でアジフライを名物にする飲食店が出てきたのもそうですし、そうした飲食店には絶えず行列ができています。一過性のブームで終わらない予感がしているので、これからもアジフライをチェックしていきます。

福岡にお越しの際は、ぜひアジフライも食べてみてくださいね!

今回ご紹介した店舗情報


【角屋】
■住:福岡市中央区天神2-10-12 角屋食館ビルB1・1F
■営:[月〜金] [1F]11:00〜23:00(L.O.22:45)/[B1F]11:00〜23:00(L.O.22:30)
[土・日・祝] [1F]11:00〜22:30/ [B1F]11:00-22:30 
■TEL:092-732-7900

【アジフライセンターおむこさん】
■住:福岡市博多区博多駅前4-4-23 第三岡部ビルB1F
■営:11時30分〜14時半L.O  15時閉店(定食70食限定 ※なくなり次第終了)/17時00分〜21時半L.O 22時閉店
※居酒屋のみ(定食はなし)
■休:日曜日
■TEL:092-482-3520

【あじフライ食堂かば】
■住:福岡市城南区別府2-21-5
■営:11:30〜14:30/17:00〜20:00(lo19:30)
■休:不定休
■TEL:092-841-0277

【三陽食堂】
■住:福岡市中央区長浜2丁目3-6 
■営:11:30〜14:00
■休:土日祝、水曜不定休(魚市場が休みの日に準じます)
■TEL:092-791-3446

【トーキョーアジフライ】
■住:東京都千代田区九段南3-8-10
■営:11:00〜15:00(L.O14:30)なくなり次第終了
■休:日曜日
■TEL:03-6272-4666

※各店舗とも、営業時間や定休日は変更となる場合がありますので、来店前に店舗に確認ください。

著者:きむ兄(木村公洋) (移住系ライター)