複数球団の名前があがるも残留を選択「最も魅力的な投手の1人と見られていた」

 ポスティングシステムを利用してメジャー挑戦を目指していた巨人の菅野智之投手が、今季も巨人に残留することになった。8日に交渉期限を迎え、ポスティングは不成立に終わったと米複数メディアが一斉に報道。海の向こうでも続々と反応が出ている。

 菅野は今オフ、ポスティングシステムの利用を決断して昨年12月8日に手続きを申請。巨人残留も視野に入れつつ、米東部時間7日午後5時(日本時間8日午前7時)の交渉期限までメジャー球団と交渉してきた。メッツやレッドソックス、ブルージェイズ、ジャイアンツ、パドレスなど複数球団が候補に挙がる中、菅野自身も米国入りして現地で代理人のジョエル・ウルフ氏と話し合いながら交渉を進めてきたが、期限までに合意に至らなかった。

 米メディアの「ブリーチャー・リポート」では「MLB球団と契約すればただちにインパクトを与えられると見られていた」と指摘し、米最大の移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」でも「スガノは市場に出回っている先発の中で最も魅力的な投手の1人と見られていた」とあらためて注目度が高かったことを強調。複数球団の名前が候補として挙がったが、同サイトは「結局のところメジャーのどの球団も彼を母国から引き抜くことはできなかった」と綴った。一方で、早くも来オフの去就に注目し「もう1年素晴らしいシーズンを送れば、2022年シーズンが始まる前にメジャーリーグのユニフォームに行き着くかもしれない」と見通した。

 菅野に対しては、巨人が4年契約を提示し、毎オフの契約破棄条項(オプトアウト)が盛り込まれているとされる。MLB公式サイトでは「彼の気に入るオファーを見つけられなかったようだ」と今オフのポスティング不成立に触れつつも「スガノは早ければ1年後にメジャーに移籍してくるかもしれない。そのときには、彼はより有利な取引を見つけられるかもしれない」と予想した。

 CBSスポーツも「来オフシーズン、もし彼が移籍を決断すれば、スガノは市場に出る一握りの最高の先発投手の1人として見られるだろう」と強調。日本球界屈指の右腕は、来オフも動向に注目が集まりそうだ。(Full-Count編集部)