FAイチローにオリオールズ地元メディア「獲得すべき」

 史上30人目の3000安打到達者でもあるイチロー外野手は、昨季限りでマーリンズと契約満了となり、現在はフリーエージェント(FA)となっている。史上稀な動きの遅い移籍市場の煽りを受け、まだ新天地は決まっていないが、オリオールズに対して地元メディアがイチロー獲得を提言している。

「オリオールズはFAイチローとの契約を検討すべき」と特集したのは、ボルチモアの地元スポーツメディア「プレスボックスオンライン」。記事では、今年殿堂入りを果たしたブラディミール・ゲレーロ氏とジム・トーミ氏が晩年にオリオーズでプレーしたことに触れ、「オリオールズはこの道を再び辿るべきだと思う。FAイチロー・スズキを獲得すべきだ」と背番号51の獲得を提言した。

 昨季は75敗87勝でア東地区最下位に沈んだオリオールズは、先発投手と打順上位を担える外野手の補強が必要だが、今オフは大きな動きを見せていない。積極的補強を進める同地区のヤンキースやレッドソックスに対抗できる見込みは少なく、記事では「このチームは今季進むべき方向性を見出せていない」と辛口に指摘。それでも応援してくれる地元ファンに喜びをもたらす意味でも、“レジェンド”イチローの存在は必要だという。

 オリオールズのファンとして育ったという筆者のグレッグ・クラーク氏は「私はイチローの大ファンだ」と切り出すと、背番号51に対する愛を炸裂させた。

熱烈ラブコール「イチローに来てほしい」、「応援したい」

「私はボルチモアにイチローに来てほしい。自分勝手な話だが、自分が子供の頃から応援してきたチームで、たとえひっそりとプレーすることになっても、イチローを応援したい。史上屈指の偉大な打者のために立ち上がって声援を送れるなら、今年の夏のカムデンヤード(オリオールズ本拠地)への旅はもっと楽しくなるだろう」

 筆者はそう力説し、イチローが昨季、左腕相手に51打席で打率.340、出塁率.392を記録していることを紹介。右腕相手の打率.228、出塁率.294に触れつつ、「極めて小さなサンプル」としながらも“左腕キラー”イチローの健在ぶりをクローズアップしている。また。オリオールズの本拠地カムデンヤードにおける打撃成績の優秀さも好材料としている。

 アメリカでも筋金入りのファン層を誇るイチロー。待望論の浮上したカムデンヤードを、そのバットで沸かすことになるだろうか。(Full-Count編集部)