バウアーを加えたドジャースは層の厚さが強み

 パドレスは今オフに大型補強を敢行。カブスからダルビッシュ有、レイズからブレイク・スネル両投手をトレードで獲得した。昨季の世界一ドジャースにはレッズからFAになっていたトレバー・バウアー投手が加入。こちらも先発陣をさらに強化した。米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」では「ベストローテーションはどっちだ?」としてナ・リーグ西地区で優勝を争うとみられている両軍の先発ローテーションを比較している。

 ドジャースとパドレスのローテーションが球界最高なのか? 今オフにダルビッシュ、スネルがパドレスに、ドジャースにバウアーが加わったことで、この質問への答えは「より肯定的になったと言える」と「ジ・アスレチック」は指摘。同サイトの両球団担当記者がそれぞれのローテーションを分析している。

 ドジャースのローテーションについて、ペドロ・モウラ記者はバウアー加入前の時点でパドレスのローテーションと互角と考えていたが、加入したことで「ドジャースがリードした」としている。懸念材料はクレイトン・カーショー投手が3月に33歳になること、ウォーカー・ビューラー投手が昨年は1勝どまりで特に良い投球をしたわけではないこと、バウアーがほぼ例外なく状態の良くない球団を相手に投げていたことなどを挙げている。

 しかし、ドジャースは複数の問題が生じても大丈夫だろうとも。バウアーが昨年のような活躍ができなくても、複数の投手が故障離脱しても「層の厚さが最後には勝利をもたらすだろう」としている。

ダルビッシュの「全盛期は延長されたようだ」と番記者は評価

 一方、パドレスのローテーションはデニス・リン記者が分析。ダルビッシュについて「時に球界で最高の才能を持ち合わせていると表現される投手はキャリアの中で荒波も経験してきた。しかし、スタッツでもわかるように全盛期は延長されたようだ」と評している。

 ドジャース在籍時の2017年ワールドシリーズでサイン盗みの“被害者”になって以降、故障と2018年移籍当時のカブスファンの憤慨を乗り越え、ダルビッシュは「復活した」と指摘。最多勝を獲得した昨季の全体的なパフォーマンスは、ナ・リーグのサイ・ヤング賞投手であるバウアーを少し上回ったのではないかと解説する。

 さらに、パドレスの成功は近年故障が多いディネルソン・ラメット、アドリアン・モレホン両投手にかかっていると説明。特にラメットがローテーションで回ることができるならパドレスのローテションの方が「少しレベルが高くなる可能性もあるかもしれない」と述べている。(Full-Count編集部)