19日の広島戦で1イニングを無失点に封じた大関友久

■ソフトバンク 2-1 広島(オープン戦・19日・PayPayドーム)

 ソフトバンクの育成選手・大関友久投手が19日、本拠地PayPayドームで行われた広島とのオープン戦で2番手として登板し、1イニングを完璧に封じた。打者3人に対して2つの三振を奪い、最速は148キロをマークした。

 開幕投手に決まっている先発の石川が4回で降板し、5回のマウンドに上がった大関。先頭のメヒアを空振り三振に仕留めると、続く會澤は三ゴロに。最後は投手の大瀬良をこの日最速タイとなる148キロの真っ直ぐで空振り三振に仕留め、1イニングを無安打無失点に抑えた。

 3日の中日戦、10日の巨人戦とオープン戦2試合続けて無失点と好投していた大関だが、12日のヤクルト戦では1回1/3を投げて4安打3失点。6回途中からマウンドに上がると、ヤクルト打線につかまっていた。この日はリベンジに成功し、工藤監督も「良かったと思いますよ。この間のような感じではなかったので、そこは良かったかなと思う」と一定の評価を与えた。

 注目は大関の支配下登録、そして開幕1軍があるのかどうか、というところ。オープン戦は残り2試合で指揮官は「投げる機会がどこまであるか。まだ試さないといけない投手もいる」と試合後に語っている。残る2試合で登板機会が与えられる可能性は低いようで「最終的にどう評価するかは話し合いをして決めます」という。

リリーフに充てられる開幕1軍、約9人の枠に入れるか…

 開幕時に想定される投手の枠は15人前後。開幕ローテ入りが決まっている石川、高橋礼、和田、笠谷、武田、大竹の6人を除くと、リリーフに充てられるのは9人となる。現状で守護神の森、セットアッパーの岩嵜をはじめ、嘉弥真、杉山、泉、津森の6人は当確。残る3枠には川原や奥村、高橋純、田浦らが候補に上がり、大関もここを争う立場にいる。

 工藤監督は「抑えているから残れるかと言うと、人数は決まっているので。皆さんには申し訳ないですけど、残したい気持ちはありますけど、今日、川原くんもファームで抑えていますし、一昨日の田浦くんもいいボール投げていました。あと2日ですけど、その中で決められたら」とも語っている。

 ソフトバンクにおける育成選手の支配下昇格の条件は現状で「1軍の戦力になれること」。現状の支配下登録枠は68人で、大関が昇格となれば、上限迫る69人となる。この点も影響するか。果たして大関に朗報は届くのか。首脳陣、フロントの決断はいかに。(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)