巨人坂本は今季開幕から「キミトユメノタメ」を第1打席の登場曲に使用

 巨人・坂本勇人内野手はプロ15年目のスタートを切った。リーグ3連覇と日本一奪回を目指すキャプテンの背中を後押しするのが、坂本が26日のDeNAとの開幕戦(東京ドーム)から第1打席の登場曲として使用する「キミトユメノタメ」だ。シンガーソングライター・maaboo(マーボー)さんに歌詞に込めた思いを聞いた。

 坂本は2018年シーズンからマーボーさんの「カンジルママニ」を第2打席の登場曲として使用。今回はオリジナル曲の第2弾だ。「昨年開幕前に連絡を受けて、6月から作り出したんですけど、全然ダメで。真っ白にして10月末からもう1度作り直しました」。オリジナル曲作りは苦戦の連続だったが、昨季終盤の2000安打達成が大きなきっかけになったという。

 2007年に亡くなった母・輝美さんや野球を辞めようとした時に支えてくれた光星学院高時代の仲間。「♪忘れられないあの人 全部投げ出したあの日も 全て今日のため 未来のため」という歌詞は、坂本の生き様を歌詞に込めたという。

「いろいろな人に支えられて今の彼がある。お母さんや高校のチームメートで亡くなった柴田耕一郎さん。坂本選手には今ここにいなくても支えてくれる人がたくさんいる。経験、体験したことの全てが今につながっていることを表現したかった」

 昨季は無観客開幕。東京ドームでは1試合1万人の入場制限が設けられているが、有観客開幕となった。「坂本選手は『お客さんの声援の力は凄い。あるのと、ないのは全然違う』と常々言ってました。最後のもう一押しは、ファンの方の声援なんだと思いました」。♪スタンドから響く声が諦めないチカラになる――。この2番の歌詞で、坂本のファンへの思いを込めた。

「2000本安打から再出発、リスタートの年。やっぱり日本一を見てみたいですし、とにかくケガなく、やっていただければと思います。ファンとしては楽天に復帰した田中将大投手との同級生対決を見てみたいですね」。坂本の良き理解者でもあるマーボーさんが今季も熱い視線で見守っていく。(小谷真弥 / Masaya Kotani)