2013年に最多勝のジョーダン・ジマーマン、釣り中に舞い込んだ“朗報”

 わずか「2時間」の引退劇が、注目を集めている。今季ブルワーズとマイナー契約を結んでいた2013年の最多勝右腕ジョーダン・ジマーマン投手が、引退を決断した直後にメジャー昇格。「2時間くらい引退したんじゃないかな」と話しており、MLB公式サイトも「歴史上で最も短い引退期間だったかもしれない」と驚きを持って伝えている。

 ジマーマンはナショナルズとタイガースで通算95勝91敗。昨シーズン後にFAとなり、地元のウィスコンシン州に本拠を構えるブルワーズと今年2月にマイナー契約を結んだ。ただ、ロースター入りは果たせず、3月末に自由契約に。しかし、その2日後に再びブルワーズと契約して3Aナッシュビルに配属されていた。

 MLB公式によると、ジマーマンは4月27日(日本時間28日)にブルペン投球を行い、翌日のオフに引退を決断。「(球団の代替トレーニング施設がある)アップルトンまで車で向かうのが嫌になってね。片道1時間半くらいはかかるからね。代理人に電話して『引退する準備ができたと思う』と伝えたのさ。彼は『わかった、球団には連絡しておくよ』と言っていた。そして彼は木曜日の朝に連絡したんだ」と話したという。

 代理人が球団に伝えた29日(同30日)は、遠出して釣りへ。その一方で、チームでは故障者リスト(IL)入りしている16選手のうち7人が投手という苦しい台所事情となっており、メジャー昇格のチャンスが回ってきた。「(球団から連絡を受け)僕はNOというつもりはなかったよ。ここ(ブルワーズ)でプレーしたいとずっと思っていたからね」と快諾。釣りをしていた場所から6時間かけてブルワーズの本拠地に移動し、試合開始前にグラブハウスに着いたという。

 超短時間だった引退劇を振り返り「僕は車の中で6時間くらい考える時間があったから、心の準備をする時間はたくさんあったよ。僕はいつもブルワーズでプレーしたいと思っていたから、夢がかなったようなものだね。球界ではクレイジーなことが起きるものだね」とも。巡ってきたチャンスを生かせるか、34歳右腕のこれからに注目が集まる。(Full-Count編集部)